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年パスを生まれて初めて買ったという話

 表題の通りだ。数ヶ月前、生まれて初めて年パスなるものを購入した。科博、国立科学博物館の年間パスポート(リピーターズパス)だ。

 某千葉のテーマパークとは違って比較的手頃な価格で、年に三回行けば元が取れてしまう。手続きも常設のチケット売り場にある受付でちょちょっと紙に記入して1500円払えば発行してもらえる。購入までの障壁に比べると発行そのものは、結構あっけない。

 購入までの障壁と書いたが、1500円とリーズナブルでも一応、買うかどうか悩んだ。せっかく買ったのに三回行かなかったら……と。
 ただ、買ってから気付いたのだが、科博の特別展・企画展予告で「行きたい……」と思うものが複数あればだいたい元は取れる。
▼科博HP「今後の特別展・企画展の予定について」
https://www.kahaku.go.jp/news/exhi_schedule/
▼科博HP「友の会・リピーターズパス・みどりのパス」
https://www.kahaku.go.jp/userguide/repeater/index.html

 そもそも、年パスを買ってしまうと、「科博に行く」という行為そのものの障壁が下がる。少なくとも僕は軽率に科博充するようになった。
 行くか迷う小規模な企画展があっても、これまでは行かないまま終わってしまうことが多かったが、「年パスあれば企画展はタダで入れるし、行かなきゃもったいないかな……」なんて感じでフラッと科博に立ち寄ることを繰り返していたら、二ヶ月で三回科博に行っていた(つまり、年パスの元が取れていた)。

 「ここは、ちょくちょく行くな」なんて思い当たる美術館・博物館(その他施設)があるなら、元が取れるか深く考えず、年パスを買ってみてしまうのも手だと思う。「年パスを買ったからこそ元が取れるくらいよく行くようになる」なんてことが十二分に起こりうるからだ。

 ちなみに、科博のお隣にある西洋美術館は、毎月の第2、第4土曜日は常設がタダで観られる。この日を狙って、科博の年パス片手に西洋美術館の常設をはしごするのもオススメだ。
 僕はヴィルヘルム・ハマスホイの「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」観たさに科博・西美はしごを時々やる。第2、第4土曜日を狙えば科博・西美とも常設の入場はタダだ。年パス一枚あるだけで結構幸せになれてしまう。

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