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問い「あなたがマジョリティになれる田舎はどこ?」

群れ研究所からの問いです。

田舎は嫌だ

以前、田舎と都会の比較みたいな記事がありました。

田舎って変な因習があって嫌だよね。限界集落とか救いようがないよね。みたいな話がよくあります。今日もそんなニュースがあって盛り上がっていました。どうしても、排他的な田舎には否定的になってしまいます。

都会は幸せか

じゃあ都会に移住すれば幸せなのかというと、必ずしもそうではありません。一部では東京メタバースと揶揄されるように、あまりに無機質でお互いを信用しないお金だけでつながるような世界では幸せになれません。そんな対談もありました。

この記事見返すと「田舎で人間関係が強すぎて監視社会みたいになっている方が、カルト度は高いけど幸せなのかもしれない」と言及されていますね。

どうして田舎から出てきたのか

田舎がダメなわけではありません。ただ、自分の価値観がマジョリティとなる田舎が大事なんだと思います。自分の感じたことを過半数の人が同じように感じてくれること。居心地の良い仲間意識に包まれることのできる場所。

おそらく皆さんが嫌になって出てきた田舎は、皆さんがマイノリティだったと思います。老人が多すぎる、マイルドヤンキーが多すぎる、どうしても馴染めない、だから田舎がダメなんだと思ったのでしょう。

でも、SNSの片隅でそうした陰キャたちが集まって小さなコミュニティを作ったら、そこでは自分がマジョリティになれて、居心地よく過ごせます。そしてその環境を守るためにいろんなルールを整備します。仲間内で通じる儀礼が生まれます。

それって、あなたが忌み嫌っていた田舎の因習そのものですよね。

多様性?新人歓迎?

今の時代は、多様性を尊重します。外部からの新人には優しくした方がいいと言われます。なるべくいろんな価値観が混ざった方がいいとみんなが口をそろえて言います。

でも、実際には地方創成とかいって都会から田舎にやってきた人に「都会風を吹かせるな」「郷に入っては郷に従え」と因習を押し付けるようなことが、実はあなたの身の回りでも起きているのではないでしょうか。

これがこのコミュニティのルールです。入ってきた人は是非この儀礼をこなしてください。多様でもいい部分と、決して譲れない自分たちの「マジョリティ要素」みたいな部分があって、それがコミュニティの根幹を形作ると思います。だから、そのアイデンティティみたいなのは、あなたの田舎として守り通さないといけないんです。

そんな、「あなたがマジョリティになれる田舎はどこ?」というのが、あなたの所属する群れを定義するのではないでしょうか。

人によっては、それが「真善美」のどれかなのかもしれません。もっと身体的な特徴かもしれません。病気や障害でつながることもあります。どんな切り口のマジョリティかは特に制限しません。とにかくマジョリティになることこそが、群れる理由だと思うのです。

まとめ

ということで、教えてください。
「あなたがマジョリティになれる田舎はどこ?」

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