家にピアノが来た。イイニクの日に生まれた次男のちょっと早い誕生日プレゼント。中古とはいえ予算オーバーだったので、誕生日プレゼント、クリスマスプレゼント、卒業祝い、入学祝いを全部合わせることにした。

korgのハンマータッチ。鍵盤を押すとちょっと重みを感じるやつ。電子ピアノだけどペコペコしない。とても良い音色。音色も変えられる。

元の持ち主はスラッとした青年だった。5月の自粛中に買ってあまり弾かなかったのかな。うちでかわいがってあげるからね、マットな黒のスマートなピアノ。

まずはよしお君が弾いた。太くて短い指でエリーゼのためにを弾いた。夕方から会食があるので駅まで送って行った。それからは次男が3時間くらい弾いていた。小さな鍵盤でコードの練習とイメトレをしていたらしくとても上手。コードはインターネットで勉強したらしい。現代っ子だね。

そのうちたどたどしくサティのジムノペディを弾き始めた。好きだよ、そのメロディー。きれいだよね。右手を左手を同時に動かすのは難しいよね。まずは別々で練習してみたら？と言ったけど、いつか弾けるようになるから大丈夫だよという。そうか、好きにしたらいいよ。時間はたっぷりある。

なぜピアノが欲しくなったかというと、天気の悪い日に練習するものが欲しくなったんだって。5月の自粛期間にスケボーをはじめてから、コツコツと練習する楽しみを覚えたんだなぁ。楽しみというよりは「自分もやればできるようになる」という成功体験を得た、という感じ。

「スケボーと違って、ピアノで失敗しても肋骨が折れたりはしないし血もでないし痛くない。弾けるようにならない理由が見つからない」と言ってた。

視点が独特だなぁと思うけれど、前向きでいいね。

コロナ前は帰りが遅かったよしお君も毎日家にいるようになった。長男が居なくなった代わりによしお君が増え、食卓につく人数は変わらず３人のまま。我が家にとってコロナの影響は悪いことばかりではない。

夜はたらこクリームパスタ、茄子の焼いたのと豚肉を塩胡椒で焼いたもの。

10月25日からカランメソッドを始めた。今のところ毎日１レッスン続いている。今日はステージ２、91まで進んだ。

Netflixでルシファーを見ながら寝た。イギリス英語もかっこいいね。