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デザイン思考は「利き脳」

思考デザイン から デザイン思考へ 


当社では、利き脳の開発において「思考デザイン」という言葉を使用していましたが、その概念は一般で使われている「デザイン思考」と一致しています。デザイン思考は、ユーザーの潜在的なニーズを見極め、課題や願望を解決・実現するための考え方です。このアプローチにより、質問力、思考力、提案力という3つのスキルを向上させることができるとされています。また、積極的な提案活動を通じて、従業員間のコミュニケーションが促進され、信頼関係が築かれるため、社内の雰囲気も良くなると言われています。

私たちは、このデザイン思考を「利き脳」と呼んでいます。利き脳は、潜在的なニーズを把握し、課題や願望を解決・達成するための枠組みです。この枠組みを理解すると、質問力、思考力、提案力が向上することができます。

デザイン思考である利き脳とは

利き脳に関しては、右脳と左脳の組み合わせとして説明されます。タイプ診断においては、左脳インプット、左脳アウトプット、右脳インプット、右脳アウトプットの組み合わせに基づいています。

1)左脳インプットで右脳アウトプット(左右脳)は、突然の事態に対応する能力があり、目の前の困難に果敢に取り組むことができるタイプです。このタイプは、行動力のある人々を指し、「勇」タイプと呼んでいます。

2)左脳インプットで左脳アウトプット(左左脳)は、自分のルールやこだわりを持ち、効率的な方法を模索しながら、正確に仕事を遂行し、目標の達成に関心があるタイプです。私たちは、このタイプを「誠」タイプと呼んでいます。

3)右脳インプットで右脳アウトプット(右右脳)は、他人や社会を脅かすような行為を嫌い、人々や社会に貢献するために一貫した行動を取り、目標に向かって明確な意図を持つタイプです。私たちは、このタイプを「義」タイプと呼んでいます。

4)右脳インプットで左脳アウトプット(右左脳)は、自己成長して他人に貢献し、互いに尊敬する深いつながりを築くことに力を注ぐタイプです。このタイプは、関係構築に関心を持ち、礼を含む他の徳目も行動の一部とするため、「礼」タイプと呼んでいます。

利き脳の判別方法

デザイン思考における「利き脳」は、以前に説明したサイモン・シネック博士のTEDでの講演「優れたリーダーはどのように行動を促すのか」からインスピレーションを受けました。彼の説によれば、生物学的な観点から説明されました。私たちはそれを活用して、whatを重視する人々は「勇」タイプ、howを重視する人々は「誠」タイプ、whyを重視する人々は「義」タイプです。ただし、シネック博士は明示的に述べてはいませんが、話の展開において「礼」タイプ、つまりstoryを重視する人々も存在します。この「礼」タイプは、過去の出来事(what)から現在の行動過程(how)へと話を展開し、明確な目的(why)を持ったストーリーを形成します。こうした重視ポイントの違いにより、潜在的なニーズを把握し、課題や願望を解決・達成するための枠組みとして活用することが可能です。

利き脳の潜在的なニーズ

デザイン思考である利き脳においても、各個人の関心事は異なります。言い換えれば、それぞれの潜在的なニーズも異なるのです。
1)「勇」タイプは、行動力に興味を持ちます。彼らの潜在的なニーズは、「愛され必要とされる関係」です。ですから、自分がしてもらいたいことをしてもらい、愛され必要とされるために行動します。

2)「誠」タイプは、成果を重視しています。彼らの潜在的なニーズは、「必ず達成する思考」を持ち、達成することで気を引かれること、一緒にいてもらえること、信頼を得ることができます。そのため、さらなる成果を上げるために事業を拡大する人々が多いのです。

3)「義」タイプは、目的に関心を抱いています。彼らの潜在的なニーズは、「一貫した行動」です。この行動には、考えることも含まれます。何かを成し遂げたから認められるのではなく、「承認」を得ることが求められます。承認とは、他人の尊厳や生命の尊厳を認め合うことであり、「存在愛」を意味します。

4)「礼」タイプは、関係性に興味を持ちます。彼らの潜在的なニーズは、「貢献した結果」となります。自分が貢献できたかどうか、相手から貢献したと言われるかが重要です。結果は自らの内的な感情だけで得られるものではありませんので、自己肯定感が低下します。その向上のためには、自己愛を大切にする必要があります。結果を得るには他人との関係性が不可欠なのです。

以上のように、利き脳は潜在的なニーズを把握することができます。

自己の能力を輝かせる為

利き脳を学習することにより、コミュニケーション能力は向上します。自身の能力を発揮したいと思っていても、他者から否定的な言葉や態度を受けると、自信を失ってしまいます。私たちは、脳の違いを認識し、お互いの能力を高め合い、目標を達成するためにはリーダーシップを発揮する必要があります。
私たちはタイプ分けやレッテル貼りではなく、潜在意識にある言葉の意味を明確にし、違いを認め合い、相手の素晴らしさに気づく必要があります。これにより、自身の能力を輝かせることができます。
そして、質問力、思考力、提案力を向上させることができます。

この学びを受けた方々からよく言われることは、最後のワンピースだと言えます。先に多くの研修を受けて成果や結果を上げた後に受けると良いと言われています。
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