最近、「だらけ猫」のInstagramのユーザーさんの統計を見てみたのですが、

なんと、フォロワーさんの年齢層が最も多いのが25歳から34歳、次に多いのが35歳から44歳でした。

Instagramの常識的に、10代、20代が多い印象だったので、この結果には驚きでした。

もともと、SNSのユーザー調査などをみていると、10代～20代の利用者が最も多く、それ以降は利用している割合が減っているというデータがあるからです。

10代、20代の人は芸能人のSNS投稿やインフルエンサーと呼ばれる人々の日常生活に関心があったりするので友人との間で話題になったりすることも多く、利用していないと話についていけないこともあるのですが、

30代、40代になると、毎日友人と話すという機会は少ないので、SNSをやらなくても大丈夫なのではと思っていました。

しかし、私のInstagramのユーザーは25歳から34歳、35歳から44歳、45歳から54歳の順に多く、その次が18歳から24歳でした。

つまり、30代、40代のユーザーも増えてきているのです。

ではどういった背景があるのでしょうか？

【会社員編】

考えられる理由の一つとして、人間関係の疲れが考えられます。

まず、会社の場面を思い浮かべてください。30代、40代というのは、会社の中でいうと年齢的に中間層ですよね。

つまり、自分は若い社員の上司であるけれど、年齢的には上の層がいるから部下でもあるわけです。上司という立場があるので、仕事に対する責任も重くなる一方、部下への指導をするにあたって、なんで上手くいかないのかと不満をもつことも．．．

上司と部下双方のストレスの板挟みに合う年齢なのですね。

厚生労働省の調査でもこのことは明らかになりました。30代40代で転職をした人の理由で急増するのが、人間関係による転職。

まさに、30代、40代は人間関係にうんざりする歳なんですね。

【主婦編】

30代、40代になると結婚する人も多くなります。特に女性で心配なのが、結婚による環境の変化です。

結婚をすると、主婦になる人も多く家事に付きっきりで家の中で生活することが多くなります。掃除に洗濯、買い物などやるべきことも多く、生活スタイルもいっぺんします。子供が生まれると、さらに時間も必要です。なので、友達と遊ぶ余裕がなくなっていきます。

また、自由な時間が出来たとしても、友人も主婦であり、忙しくて会えないこともしばしば。友人にも家族があり、生活があります。

私が自由な時間でも、友人は忙しいというのはあるあるです。

仮にお互い自由だったとしても、相手は忙しいんじゃないか、声をかけたら迷惑じゃないかと思って遊びに誘うのをためらってしまうこともあります。

その他にも、環境が変わることで、今まで仲の良かった友人関係が変化したりすることもあります。

やはり、30代40代は男女ともに人間関係に悩みを抱えやすい環境なんだと思いました。

【新しい仲間を求めるSNS】**

ここまでくると、なぜ30代40代の方がSNSをしたがるのか分かったのではないでしょうか？それは、「新しい友達づくり」です。

30代や40代になると仕事、家庭があるので、なかなか外に行きたいと思っても、行けない状況があるじゃないですか。例えば、不倫を疑われたり、あるいは、子供の面倒みないといけないし、仕事で外に出る余裕がないとか。

これらを解決するのがSNSなんです。

SNSは、外に出て友達をつくらなくても、家の中で友達を作ることができますよね。

また、普段の人間関係のようにコントロールしにくいものではなく、好きな人にはいいね、コメントし、嫌いになったらブロックすることもできます。さらに、趣味同士で繋がれるというのも大きいですよね。

Twitterでは特定のジャンル毎にアカウントを作る複数アカと呼ばれるやり方も存在します。Instagramも、メールアドレスを複数もっていれば多数のアカウントを保有できます。（ただし、スパム目的はだめですよ）なので、匿名であっても、趣味仲間を作ることができます。

SNSの良いところは、人間関係をコントロールしやすいということと、趣味仲間を簡単に見つけられることですね。

30代、40代で人間関係に悩んでいる人は、友人作りのきっかけとしてSNSをしてもいいのではと思います。

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