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「そのとき、とつぜん つよいかぜ がーー」作者の都合で、の考察

超常現象、ふと気づく、急に現れる、突然の強い風・・・
これらは絵本でしばしば見られる現象?イベント?(・・・っていうかなんだろうまあいいやw)です。

実際に不思議なことは絵本の中でたくさん起きますし、偶然もよくある。
そしてこれらが素敵なスパイスになり、ぴりりときいて絵本を面白くします。

た・だ!

これ使い方が難しい。
安易に使うと読み手をしらけさせてしまうんですよねー。
(商業出版されているものは、かなりもんでいるので「安易」に使っている商業出版絵本ではお目にかからないかもしれません。。)

なぜか。

これらは実に作者の都合であることが多いから。

不思議な現象は問題を一掃したりします。強い風は物語のきっかけになったりします。
こーいうのをあまり練らずに使ってしまうと、読み手は置いて行かれた感じになっちゃう。唐突感があるというか。展開に疑問符が浮かんでしまうというか。


これについて、よくある格言っぽいものとして「不思議は一つの物語に一つ」というものがあります。
まぁ、感覚的に 言わんとしていることはわかりますね。
読み手を置いてかないさじ加減が「一つ」なんだね。きっと。

でも、便利なんですよこれ。
魔法が出てきたらすごいことも起こせるし、解決も早い。


・・・では。われわれ作家としては、どう扱えばいいか。。。


ということを踏まえて、今回のワークは、あえてこれらのご都合主義を使おうというものです。だって作家にとって都合がいいものってことですよね。
そりゃ活用しなきゃ損です♪

以下はメンバーシップ向け、あえて使うときに気にすべきことなどを。

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