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「ここからは作家性の問題かな」に対抗するッ!

絵本を作ってレビューを受けているとこんな場面に出くわすことがあります。

レビュイー:これなんですけど、、、どうでしょうか・・・
レビュワー:拝見します。(絵本開く・・・読む・・・)
レビュイー:(どきどき。どんなダメ出しが出るんだろう)
レビュワー:(読み終えて)うん。。。あの。。。うん。
レビュイー:(いつもは整合性とか、NGを指摘するのに・・・もしかして合格?)
レビュワー:うん。いいんじゃないかな。
レビュイー:ほんとですか!?ということは?
レビュワー:・・・でも売りがないかな。
レビュイー:え、、根本的なところですね・・・どこを直せば・・・
レビュワー:ここからは作家性の問題かな。

はい。レビュワー、煮えきらないですね。
これはつまり、「絵本としての整合性やNGなどの指摘はない」ということで一定以上のレベルに達しているということです。レビュワーも指摘する箇所がありません。作品として、一定のレベル以上ということ。

でも、「ここからは作家性の問題かな。」と言われていますね。「作家性」。
これはレビュワーも言葉で明確に指摘できない・表せない、ということを意味しています。

遠慮せずに言うと、レビュワーは「ありきたり」だったり「面白みが不足」と感じている、ということになります。

質は良いけど、必要ない道具みたいなものでしょうか。
食べやすいけど、栄養とか美味しさがない料理みたいな。

整合性やNGを排除してしっかりした絵を描いて仕上げても結果こう言うこともあるわけです。
文字を練ってストーリーを考えて、絵を描きあげて、、結果できたものが「いいけど、面白くないね」と言われる・・・厳しいですね。

・・・というわけで、いくら読みやすく引っかかりがなく作っても根本的に面白くなかったら無理だよ、厳しいね。。という話でした・・・
・・・・ってこれで終わるないんじゃーーー!!
われわれ作家はこんなことでくじけている場合ではないんです!

というわけで、レビュワーの反応が、「指摘はないけど、良くもない」状態はどういうときか。また、それを乗り越えていくチャレンジについて考えていきましょう♪

まあ、言われたら凹むと思いますが、われわれ創作者はレジリエンスを持たねばなりません。わたくしも薄弱なレジリエンスをなんとか頼りに頑張ります!


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