あの木の下で

働く食う寝る
俺には何があるだろうな
他に何があるだろうな
蕾すらつけない枯れ木に水をやり続けるような
単調で乏しい毎日に
誰か手を当ててくれないかな
温もりを分けてはくれないかな
期待するだけ無駄だと承知していても
花の夢を見てしまうんだ
満開の木の下で
俺を待ってる誰かの夢を

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