ENHYPENがセクシーになるしかない理由。
「FEVER」リアクション動画、肝心なとこ規制かかった
そろそろ来るかなと思ってたら来た、「FEVER」のリアクション動画。MV公開は5月20日の0時だったが、ご本人らはその2時間ほど前に初視聴したようだ。
「まさかFEVERが来ると思わなかったでしょ、サプライズ成功~」って喜んでるけどむしろ聞かせてほしい。このタイミングでFEVER出さなかったら一体いつ出すつもりだってんだい?と。
いやもう、ずーーっと待ってたんだってば。カムバックショーでこの曲だけやってくれなかったから、焦らす気だね、相当な隠し玉なんだね!ってどれだけ期待値が瀑上がりしたか。しかもニキは「FEVERが一番気に入ってる」ってラジオで公言したうえ、別の場では「僕が一番好きなのはDRUNK-DAZEDのカップリング的存在の曲」ともw 見事なまでのシースルー案件だったね。
前回のアルバム「BORDER:DAY ONE」ではタイトル曲「GIVEN-TAKEN」のあと約3週間あけて「Let Me In」のMV公開だった。だから今回もそれぐらいで投下されるだろうと読んで待機してたところに、17日とうとうteaser1が落ちてきて小躍りしたわけだ。
20日にMVを見た時の反応はこの人たちとほぼ一緒。
かわいいね。うん
実は、リアクション動画が出たらぜひ注目したい部分があったのだけれど、残念なことにうまくぼかされてしまった。ジェイの表情から察すると、スタッフさんから「シー!」の人差し指サインがあったのでしょうか。
この子こういうときすぐ顔に出ておもろいw
ヒスンが闇に飲み込まれる瞬間、何か言っているのだけど分からない。ここが本当に知りたくて知りたくて、どなたかご存知ありませんかね。少なくともセリフを言わされたヒスンは当然知ってるんだろうけど、ソンフン以外はわざとらしく黙秘してるから物語の解釈の方向を左右する内容が込められてるはずだ。関係ないがソンフンのそういうマイペースなとこも好きだ。
そのうちヒントが出てくるんだろうな……気長に待つか……。
ちなみに2015年から始まったBTS先輩の「花様年華」シリーズ(BTS universe)の物語は6年経っても終わる気配ありません。K-pop界の美内すずえにならないことを切に願う。
闇に囚われたヒスンはどこへ堕ちたのか
このMVでは全体的にみんなセクシーなんだけど、闇に飲み込まれたあと完全に陶酔しきっちゃったヒスンがとくになまめかしい。力なくベッドにもたれる彼を足側から全身スキャンだなんてっ…国際的には19歳なんだけど合法ですかー?
そうね、こういうことはやはり長男から行かないと(ちなみに直後のシーンでは次男ジェイが吐息まじりに頑張ってます)
ヒスンを飲み込んだ「黒い何か」は見た目通りダークな要素でできてるんだろうけど、その中には少なからずエロスの成分も混じってると思う。「BORDER:DAY ONE」の時から言われてたように、この物語はシェイクスピアのソネットと切り離せない世界になっているようだし、ソネットといえばダークレディを避けては通れないから。
シェイクスピアのソネットには作者の他に主な登場人物が2人出てくる。それが「美青年」と性的魅力の豊かな「ダークレディ」。美しい青年も結局は彼女の誘惑に負けてしまうので、FEVERのヒスンを見るとどうしたってその美青年のイメージがまとわりついてくる。てかそれが制作側の意図でもあるでしょう。
ENHYPENの物語とシェイクスピアのソネットの関連性は情報量多いのでまた別の機会に。
だけどここで一言だけ呟かせてほしい。
シェイクスピアさん、他の作品は「William Shakespeare」の名で書いてると思うんだけど、なぜソネットの時は
コネッ!!!!
しちゃってんの?
そんなら私だってコネッ!するよ?
っていう理由もあって今回「EN-GAWA」というペンネームに落ち着いた…というのはどうでもいい話。
ENHYPENオールJIMIN化計画
ENHYPENの物語にはシェイクスピアのソネット以外にも複数のモチーフが盛り込まれていると思うが、中でもヴァンパイア少年という設定を持ってきたのは秀逸だった。刃物みたいなパフォーマンスを見せてくる子と愛嬌たっぷりのかわいこちゃんが混在するこのグループを一体どんなコンセプトでまとめてくるのかと思ったら、まさかヴァンパイアとは。
しかもデビュートレーラーの世界観がモロに「トワイライト」ー! なんてこった……あの氷と熱を同時に食らうような狂おしさを再び味わえと?
だいたい世の女性たちがなぜヴァンパイアモチーフの映画やドラマに狂喜するのかといったら、それは彼らがとてつもなくセクシーに描かれているからだ。人間を食いちぎってグチャグチャ咀嚼するようなゾンビと違い、ヴァンパイアは首筋に口づけしてくるような不埒なモンスター。そして必ず美形。美味しそうな女性を前にして、渇望に耐える姿がまたたまらない。あれでは女の方が「どうにでもして」と身を投げ出すほかないじゃないか。
つまり現代では、ヴァンパイアとエロティシズムはセットみたいなものだ。そんな色っぽいのをうら若いENHYPENにやらせようというのだから恐ろしい。数年後を想像してごらんなさい。
考えてみればヴァンパイアコンセプトで行く方向性なぞI-LAND時代にはとっくに決まってたはずだ。こういうのはメンバーが決定してから構築し始めるようなもんじゃない。セクシーを武器にできるグループを想定していたからこそ「Flicker」や「Dive into you」みたいなチョイきわどい曲も歌わせたんだろう。
遡ってみるとBTS先輩やTXT先輩は、セクシー路線も十分イケるだろうけどあまりその分野にチャレンジしてこなかった。だから新しいグループを作ろうってときに趣の違う魅力的なコンセプトを考えたら、セクシーに着地するのも当然な気がする。
何しろ、すぐ目の前にものすごいロールモデルがいるじゃないか。
「Blood Sweat & Tears」でエロに開眼し、最近じゃ「Filter」で世界を腰砕けにしたジミン先輩がいるじゃないか。笑
世間はジミンが醸し出すような、上品なエロ味のあるパフォーマンスを求めている。HYBEの方々もそれはよくご存じだ。ENHYPENはその期待を背負ってヴァンパイア少年になったんだろう。
「FEVER」のこの首~頭を撫でまわしていく振付は「Blood Sweat & Tears」を彷彿とさせる。そういえばこの曲のコンセプトは「少年が誘惑と出会う」だった。重ねてくるね~、さすが。
一応書いておくけれど、ENHYPENでジミンを量産しようって話ではない。ジミンは唯一無二の存在だし、逆にENHYPENのみんなはジミンにはない魅力をすごくたくさん持っている。だから本当にこの先が楽しみなのだ。
まだあどけなさの残るこの子たちが色気のある大人の男性に変わっていく様子を見守るのは、わくわく半分寂しさ半分ってとこかしら。でもきっとコンセプトはコンセプトとして、素の彼らはそれぞれにまた別の魅力を見せてくれることでしょう。
「FEVER」の中身についてほとんど触れてなかった笑 のでまた次回に。
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