昨今のネットウォッチの簡単まとめ(2021年6月1日版)

もう六月ですって、ヤダヤダ。
歳をとると、時間が過ぎるのが早いですなー。
そんな、年寄りの挨拶はこれくらいにして、(ちなみに昨日一つ歳を重ねました)昨今のネットウォッチのまとめ開始。

大坂なおみ選手のあれこれ

大坂なおみ選手が全仏の試合後の会見ボイコットを表明。
マスコミやテニス協会から批判があり、プロテニス選手からも賛否両論。
結果、全仏オープンそのものを棄権するに至ったこの騒動。
大坂なおみ選手とテニス協会側がお互いに意地を張り続けており、自分は規模の大きいチキンレースに思えてならなかったです。

大坂なおみ選手は自らの影響力をある意味過小評価していて、ここまでの反響があるとは思ってなかったんじゃないかな。BLMの時の試合ボイコットの様に、スポット的な表明のつもりが、騒ぎが大きくなって雪だるまが転がる様に騒動が大きくなって、引き返せなくなってしまった。
もしかしたら、最初は全仏側が妥協するのを期待していたのかも知れませんね。でも、そうはならなかった。
ただ、この件に関して、大坂なおみ選手を責めるつもりも褒め称えるつもりもないです。

むしろ、事態が変わるたびに右往左往しているネットの人たちは、少しは冷静になった方が良いです。特にはてなブックマークの人たち。
その人たちの中に、どれだけ大坂なおみ選手やテニスに思い入れがある人が含まれているか、疑問なんですけどね。全くいないとは思いませんけども。
ちなみに、自分はTwitterでは何も触れていなかったです。何故なら情報が少ないし、大坂なおみ選手やプロテニスにあまり強い思い入れがないからです。そういうものでしょ。

高橋留美子先生の公式Twitterが開設

最近、気が滅入る話題ばかり取り上げているので、たまには明るいニュース。

自分はあまり少年漫画雑誌を追いかけていないので知らなかったんですが、未だにサンデーで連載してるんですね。
この先生、各世代の少年少女にヒットする漫画を描いているのがすごい。だから、世代によって代表作に挙げるタイトルが違うんですね。
ちなみに私は「めぞん一刻」が高橋留美子作品の最高傑作だと思っています。

しかし、高橋留美子先生クラスになると、SNSの管理はスタッフに任せて、間接的にメッセージを送るやり方が良いんじゃないかな。
スタッフがやらかさない限り、炎上に巻き込まれる事は無いですし、巻き込まれても本人の責は小さい。せいぜい、監督責任くらい。
でも、筒井康隆先生とかも、スタッフに任せていたのに本人の発言(エッセイの転載)で炎上していた事ありましたけども。
まあ、流石にレアケースですけどね。

YOASOBIの「夜を駆ける」が、YouTubeで一時期規制対象になる

 音楽ユニット「YOASOBI」がYouTubeに投稿した楽曲「夜に駆ける」のミュージックビデオに、注意書きが表示される状態になっている。再生しようとすると「一部の視聴者にとって攻撃的または不適切な内容を含んでいる」という文言が表示される。事態を受けたYOASOBIは5月30日、米Googleとの話し合いを進めていることを公式Twitterアカウントで明かした。

今は解除されたのですが、ネットの規制問題について考えさせられますね。
そもそも、「夜を駆ける」の原作が自殺をテーマにした小説であり、MVもそれを示唆したものになっています。
しかしながら、小説からは直接フレーズを歌詞に盛り込んでおらず、原作を知らない人は自殺を連想せずに聴いている人も多いと思います。(曲調が明るいことも有ると思う)
中にはポジティブな解釈をする人も居るくらいで。

それだけに原作を読んだ時に驚きと共に、誰かが「この歌は自殺を肯定した歌だ!」と騒ぎかねないなと心配したのですが、こういう形で顕在化するとは。
規制が解除されて良かったです。

個人的に、この歌で自殺を考える人は極めて稀だろうし、もし居たとしてもこの曲を聴いた時点で危険な精神状況にあった人なのではないかと。自殺を防ぐにはトリガーではなく根本の部分を考えないといけないです。
また、トリガーという意味では、大手メディアの自殺報道の方が危うい。

もちろん、歌の持つ発信力の強さと危険性は意識すべきですが、少なくとも「夜を駆ける」とその原作小説は自殺を推奨していないですからね。
自死に魅入られた狂人の物語です。
もし読んでいない方がいるなら一読を。

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