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【試写】Nスペ「ふるさと再建 見えてきた壁 〜能登半島地震 3か月〜」

これから、なるべく週1以上のペースでNHKの番組批評をしていくつもりです。基本的にはNHK職員や業界関係者だけがわかる内輪ネタと、番組制作に関してのちょっとした学びを提供することが目的なので、メンバーシップ記事として扱います。

番組総評

「ふるさと再建 見えてきた壁 〜能登半島地震 3か月〜」

正確性:★★★★☆
速報性:★★☆☆☆
公平性:★★★☆☆
演出的工夫:★★☆☆☆
NHKらしさ:★★★☆☆

合計:14/25点
オススメ度:★★★☆☆

【番組概要】

能登半島地震から3か月が経過。震災により245人が死亡し、9万棟以上の建物が被災した。被災地では、道路の寸断や土砂崩れによる交通網の遮断、ライフラインの停止など深刻な問題が続いている。高齢化率が高い地域のため、避難所の縮小に伴う介護サービスの不足も懸念される。一方で、住民の多くは震災前の場所での生活再建を望んでおり、農家や酪農家への支援、インフラの復旧が急がれている。被災者へのアンケートでは、8割以上が被災前に住んでいた場所に住みたいと回答。復興には地域の実情に合わせた長期的な支援が必要だが、未だ道筋は見えていない。

試写した上での感想

能登半島地震の話題がメディアで取り上げられる頻度が落ちる中、3ヶ月の節目で丁寧に(ほぼ)V構成で課題を伝えた点は評価できる。いかに生活再建が難しいか、実情がよく伝わってきた。

記者が顔を出さず、山内アナに依存した演出に疑問

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