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NHKニュースクリップ(2024年1/21号)

能登半島地震の深刻な被害状況が明らかになると共に、支援態勢を構築することの難しさも露見してきました。

そんな状況だからこそ、NHKが放送を通じて取材に基づく確かな情報発信を行い、被災地支援の充実に繋げることが重要です。

しかし、過去の災害報道の教訓が生きておらず、NHKがその使命を十分達成できない状況が続いています。

NHKの取材が石川県庁の大きな負担に

発信日時が不明ですが、NHK全局に次のような情報が周知されました。

石川県庁から「(NHKからの)取材の電話が殺到して業務に支障が出ている」との厳重抗議があったそうです。石川県庁以外の関係市町村などでも、取材対応をめぐるトラブルが発生する懸念があります。

私宛にきたNHK内での周知情報

要は、NHKの様々な部局から、未整理なまま電話取材が相次いでいるという事です。こうした懸念があるため、本来なら各局・主要部局で取材情報を整理し、石川県庁担当から一元化して取材を行うのが原則です。

そうしないと同じ質問が重複して行われたりしますし、先方もどこでどのように情報が露出するのか把握しきれず、的確な回答をしかねるといった問題があるのです。

いわばメディアスクラムの対行政版のようなものです。災害のたびに問題になっていた事を、今また繰り返しているのかと呆れてしまいました。

おりしも、NHKが総務省に対して放送維持の為の要請を秘密裏に行ったことが問題視される中、貴重な行政リソースをNHKが取材においても奪っているのです。

私の経験上、行政からの厳重抗議にまで発展するのは、よほどの場合に限られます。非常に残念でなりません。

NHKの取材が不十分な弊害は薬局にも負担を

情報の伝え方にミスリードがあり、薬局に要らぬ負担を掛けたケースも報じられています。

処方箋無しでの薬提供という緊急措置ですが、医療機関が正常稼働している地域では例外とのこと。NHKが丁寧な情報発信を怠ったため、窓口に薬を求める方が殺到して一部地域の薬局・ドラッグストアで対応が大きな負担になったようです。

災害時などは、どうしても入った情報を一刻も早く伝えようと勇み足になりがちです。しかし、そんな時こそ一呼吸おいて、その報道がどう受け取られるかを冷静に考えなければなりません。

これは、過去の災害報道や新型コロナ関連でも問題になってきた事です。

緊急地震速報の放送も混乱

今回、放送でミスが目立つNHKですが、1/16の緊急地震速報でも妙な不体裁がありました。

私からの質問

緊急地震速報の後に副調整室でのオペレーションが乱れ、出てはいけない映像が出てしまったのです。

特にアメリカ大統領選関連のイラストは全く無関係で、傍目にはかなり違和感がありました。関連して緊急警報放送にかかる放送事故がつい先日あったばかりなのに、なぜまたこんな間違いが起きたのでしょうか?

今回のNHKの一連の対応を見るに、能登半島であれだけ地震が頻発していたにも関わらず、備えが不十分だったことがよく分かります。

想定外の大災害のときにも十分機能する事が求められるからこそ、NHKは莫大な受信料と特権的な地位を得ているわけです。特にNHK上層部には、その事を改めて再認識して貰いたい限りです。

ニュースウオッチ9 青井アナ 突然の降板

普通なら放送中に挨拶、放送終了後に花束贈呈などの簡易セレモニーがあるのに、かなり唐突な最後でした。

1/18から休みという情報は私の元にも来ていましたが、有給消化でしょうかね?私もその気になれば3ヶ月休み続けられるくらいの有給(+リフ休)がありましたが…

この幕切れは、恐らく何かあったんだろうなと思います。情報があったらまた続報をお伝えします。

多発する“偽独自”疑惑 背景には編責の怠慢が?

私も何度となく指摘してきたNHKの“偽独自”がまた発生したようです。「ようです」としたのは、「同着だからギリギリok」という説もあったからです。

この放送を巡って、怒りのDMが届きました。私はその日の「おはよう日本」は特に問題が無いと思っていたので驚きました。

以下DMですが、若干センシティブな内容を含むのでメンバーシップにします。概要はXでお伝えしてきた通りです。

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