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【基本】インタビュー時のPDON活かしのポイント

今回はインタビューロケの中でも、積極的にPDのONを活かすべき場面について考えてみます。

というのも、私くらい経験を積むと、うなずきは無言が基本になっているんですよね。でも、新聞などテキスト系の人が取材しているのを聞くと、歳行った人でもびっくりするほど声を被せていて驚きます。人間の普通の会話だと、被せ気味なくらいで丁度良いのでしょうかね?

私たちPDの場合は、意識しないとインタビュー時に自分の声をONで録ることは無いのです。そこで、改めて、どんな場面なら有効なのか考えてみましょう。


うなずきは、無しか被せず控えめに

それでも、うなずきは放送する上ではウザいのでやめましょう。特に、最近はNHKのロケでもPDが「うん、うん」と頷いていて、そのままオンエアされてしまっているケースがあります。

うなずきは録らなくて良いです。オーバー目に顔芸でリアクションしておくか、話の切れ目で被さないようにやってください。

通常の一問一答のインタロケでのON活かしは過程を見せるべきときに

普通に当たり障りの無い内容でのインタビューでPDのONを録る必要はありません。録っても良いですけど、編集で使うことは無いでしょう。単に段取りが増えるだけですから。

ですが、会話の流れが重要なインタビューだったら話は別です。バラエティーでも報道でも、誘導尋問的に答えを追及するのなら、過程を見せる意味でもON活かしの方が良いでしょう。

気の利く音声さんなら何も言わなくても、そんな場面で咄嗟にあなたの声を録ってくれるかもしれませんが、それでも頭が欠けることはあります。最初からピンマイクをつけて貰うなりして、別chにあなたの声を入れておくのも良いと思います。

音声さんの手を借りなくても、自分にこの手のマイクを着けておくのも有効ですので、覚えておいてください。

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