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NHKニュースクリップ(2024年2/18号)

今週の最大のトピックは新年度についての発表でした。ジャニーズ関連番組の一斉終了と、ファンからの抗議でトレンド入りした「さよならNHK」には驚かされましたが、概ね事前情報と一致していました。

さよならNHKがトレンド入り

それにしても「時刻表」なんて内部用語をSNSに投稿するなど、相変わらずNHKの世間とのズレを感じます。

今回諸々あるのですが、「ニュースーン」を巡ってメディアの報じ方に実態と異なるものが見受けられました。まずは、「ニュースーン」の情報から整理していきましょう。

「ニュースーン」は進化「おげれつ」か、バッファ枠か

新年度は、13:00からBK出し、15:00から正時のニュースを挟んでAK出し、さらに首都圏ネットワーク、ニュース7と実質的には7時間生放送が続く編成となります。本当か嘘か分かりませんが「民放各局にも衝撃」という見出しが踊りました。

しかし、私が取材で得た情報によれば、民放を脅かすことは無さそうです。

「ニュースーン」に課せられた徹底的なコスト削減

関係者の話で共通しているのは、前例が無いほどのコスト削減圧力の強さです。

例えば、タレントの出演は原則無し(私は賛成)。カメラもリモコン操作のものを用います。そして中継は、LiveU。あれだけ能登で携帯回線も課題があると分かったのに、中継車やCSK(衛星中継機動車)も用いない想定です。

VTRはアーカイブスを積極的に利用するようです。もしかして、ローカルの埋め草として制作された「日めくりカレンダー」の再来でしょうか?だとすれば、NEWでもSOONでも無いのでタイトル詐欺でしょう。

職員や外部プロダクションと比べて相対的にコストの安い、シニアの投入も企図されています。これもNEWとは相反します。

せめて新人・若手の登板機会を増やせるような枠にして欲しいものです。

「ニュースーン」は国営放送化または24hニュースCh化への布石か?

現段階の内容を見る限り、とにかく民放と戦う気が無いのだけは確かです。今まで、どんな勝算があるのか理解不能な枠が続いていた事を思えば潔いですが、ここまで大胆に闘志の無い枠になるとは私は想像だにしていませんでした。

何のためか?国民全員受信料強制徴収のために、ニュースCh化する布石ではないかと私は疑っています。

生放送のニュース枠を回していれば、災害・事件・事故の第一報への対応はスムーズですし、何より「NHKはニュースを届けている」と堂々主張できます。仮に大相撲で視聴習慣が切れようと生放送は変わらないですし、ニュースへの移行がシームレスな枠なのは同様です。

幹部がNHKの国営放送化について非公式の場でよく語っているのを考慮しても、NHK存続のためにニュースCh化する前提での動きと見るのが自然でしょう。

国民とNHKにとってプラスかは私には判断しかねますが、NHKの事業収入の減少ペースを考えたら、今の巨大放送事業体の維持が不可能なのは明白です。

「新・プロジェクトX」の行方は?

詳しくは、こちらをご覧ください。

私は平成の時代って、日本が緩やかに転げ落ちていった時代だと思っています。一部のアニメ・ゲーム以外は難しいんじゃないでしょうかね?

例えば、i-modeを見せられてもiPhoneを前に敗北をどう受け止めるのかが分かりません。ソニーのセンサーや細かな部品の血脈は受け継がれているというロジックでしょうか?

何より、災害が相次ぎ、過去の栄光よりも目の前の復旧の方が重要です。最低2年は続けるとのことで、どのように「新・プロジェクトX」が受け入れられるのか見守っていきましょう。

【メンバーシップ】主に若手のためのリスク注意報

ここからは、最近私が見つけたNHKのリスク案件と対策についてお伝えします。込み入った内部の話があるため、メンバーシップです。

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