「数学キラキラとしちゃんとルービックキューブの魅力と数学の楽しさを発見しよう」のイベントに雨の中をご参加いただいた20人の５歳から小学生の親子に心から感謝します。

「数学感動ワークショップ すうがくきらきら」の主催者であるとしちゃんこと星野利夫さんを招いて、子供たちはもちろん、かつてルービックキューブで挑戦した親御さんたちも含め、全員がワクワクする時間を共有しました。たった2時間の中で、としちゃん特製！ルービックキューブ解説書を手掛かりに、一歩一歩、ルービックキューブを解くための手順を学びました。

　ステップごとの手順を”呪文”として声に出し、実際に手を動かして挑戦する中で、「できた！」「わかった！」「楽しすぎる！」といった歓声が親子共にあふれました。途中、難易度が上がるにつれて、悔し涙がこぼれるなど、壁にぶつかるシーンもありましたが、としちゃんとサポーターさんたちの丁寧な指導のもと、一人ひとりが理解を深めることができました。
会の初めにとしちゃんと交わした「失敗を恐れない」という約束を守り、参加者全員が粘り強く挑戦を続けました。結果として、六面完成は自宅学習に委ねられましたが、参加者からは翌日に完成報告が続々と寄せられました。

　特に印象的だったのは、子供たちだけでなく、親御さんも（むしろ子どもより）熱くルービックキューブと向き合っていたことです。家庭で親が探究する姿を見せることが、子供たちの探究心を育てる上で非常に重要であることを改めて実感しました。

　今回のワークショップでとしちゃんより教わった手順や解説書は、ルービックキューブの六面を揃えるためだけのものでなく、その背後にある数学的思考やプロセスを理解することを促すものでした。数学の楽しさや魅力について、参加者に少し届けられたのではないかと思います。

　探究心を育むには基礎学力が重要であり、これからも楽しく学べる環境を提供していきたいと考えています。