岸和田のスケボー事故について

商店街でスケボー、女性に衝突して重傷負わせる 容疑で高校生を送検(朝日新聞デジタル)

 商店街でスケートボードに乗り、女性と衝突して重傷を負わせたとして、大阪府警は7日、大阪府岸和田市の男子高校生(18)を重過失傷害の疑いで書類送検し、発表した。「すぐ止まれると思っていたが、自分の技術を過信していた」と容疑を認めているという。  発表によると、高校生は昨年8月26日午前0時半ごろ、大阪市中央区心斎橋筋2丁目の心斎橋筋商店街をスケートボードで走行。歩いていた大阪市福島区の会社員女性(36)に衝突し、首や足の骨を折る重傷を負わせた疑いがある。  南署によると、高校生はそのまま逃走したが、防犯カメラの映像などから容疑が浮上した。高校生はこれまで、商店街でスケボーに乗り、警察官から数十回注意を受けていたという。  署によると、商店街は一部の若者から「スケートボードの聖地」と呼ばれていた。署の調べに対し、高校生は「商店街の地面がつるつるで走りやすかった」と供述したという。

 ひどい事件が起きました。スケボーによる事件は表面化していないだけで全国各地で起こっていると思います。あえて「事故」ではなく「事件」と表現しました。彼らは故意に色んな施設を破壊し未必の故意(他人に危害を加える可能性があると知りながらそうなっても構わない)をもって起こるべくして他人に危害を加えているからです。

 2021年に開かれた東京オリンピックに正式種目としてスケボーが行われました。その決定の頃からスケボーが急激に流行り始めたのを覚えています。私の家の前の公園にまず中学生の集団が現れました。当時はコロナ禍で学校がなかったので朝から晩まで1日中彼らがいるのをみていました。何故私がみていたのかというと、公園といっても公園の中ではなかったからです。彼らは道路でスケボーをやっていたのです。

 そこは私の家の前でした。スケボーは凄まじい騒音を出します。ザーーーっという滑走音もうるさいですがジャンプして失敗したときの音は想像を絶する爆音です。木の板に自分の全体重をかけて地面に叩きつける、そういう音です。とても生活できたものではないですし道路で頻繁に車が通るので私は通報しました。何度もしました。それでも彼らは何事もなかったかのように翌日には同じことをしているのです。時には夜8時にうちの前でやっていました。

 この事件の加害者も同じように何度も注意を受けていたが無視していたようです。街の中でスケボーをやっていて目立っている人というのは注意を無視し続けている人です。まともな人はスケボーパークなどにいるのでしょう。

 そんな迷惑行為に辟易すること1年以上、東京オリンピックが開催されるとさらに悪化しました。オリンピックの影響で小学生もやり始めたのです。一番多かった時期は小中学生全員で20人弱いたと思います。ブレイブボードやキックスケーターというのも近い時期に流行ってそちらで遊んでいる子どももたくさんいました。

 道路で迷惑な遊び方をしていた中学生たちは小学生に同じ遊び方を連日教えていました。そして小学生も道路でスケボーをやるようになりました。私は何度も警察に通報しましたがやはり注意だけで終わり中学生たちだけではなく小学生も同じように注意を無視して毎日道路で遊んでいました。

 そんなことがまた長い事続きましたが今は激減しています。飽きたから?・・・ではありませんでした。うちの駐車場に駐めてあった新車に大きく傷を付けられ警察を呼んだのがきっかけです。

 警察はしっかり対処してくれ・・・ませんでした。「これは故意じゃないので被害届も受理しない」という謎理論を展開されこれは抗議しても何の捜査もされず無意味だと感じた私は泣き寝入りしました。しかし警察官はすぐ近くにいた中学生のスケボー集団に話をしにいき、そのあとは小学生は家の前ではやらなくなりました。どういうやり取りがあったのかは分かりません。今になって考えてみれば小学校に相談に行くべきでした。直前に小学生がスケボーをやっていたのは確認していたのです。犯人は彼らだったのでしょう。

 その後も少し離れたところでスケボーを続ける子たちはいました。去年になってやっとある程度は沈静化しています。が、今でも一人だけスケボーをやっているようです。おそらく高校生になって友達は辞めたけど一人だけ固執してる子が夜中にガターーーンという騒音を出し続けています。

 長くなってしまいましたが私の実体験から分かっていることはただ一つです。夜中にスケボーを迷惑な場所でやっている子は永久に反省しません。警察官に何度注意されても全く反省しません。その性格は一生治らないと思います。「注意しか出来ない」と警察官は言います。それならばその場で罰金をとれるように法改正すべきだと思います。そのぐらいの罰則がないと彼らは止めません。


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