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広島の高校生が考えるこれからの未来について

◆自己紹介となぜ今これを書くのか

初めまして、杉田翔栄です。

広島出身で、現在は広島の高校に通っており、来年からは慶應義塾大学の法学部に進学します。

私は、16歳の時にネットで炎上してしまったことをきっかけに、社会起業家になることを志しました。

▼炎上の原因にもなった、野球観戦チケットの転売疑惑について

ネット上で書かれているような行為は一切行っておりません。

これについては、事件後すぐに広島警察から取り調べをして頂いた上で、きちんと無実であることを確認して頂いてあります。

(当時、私が通っていた学校である修道高等学校からも、風評被害であることを正式に表明して頂きました。)

詳しい当時の事件の背景はまた別のnoteで執筆しようと思いますが、この炎上事件を通して、ネット上には、たくさんの私や私の家族、親戚を誹謗中傷する言葉が残りました。

そんな炎上を背景に、私は大学受験を一旦やめて、不法な放置自転車を観光客のための自転車に変える自転車シェアリングサービス『AmoRide(アモライド)』を起業しました。炎上によって壊れ、周りから嘲笑され続けることとなった自分の人生、親に与えてしまった悲しみ、それら全てを覆したかったからです。

人生初の人前でのプレゼン動画 (某ピッチコンテストにて)

この時に得た優勝賞金で、現在の会社の前身でもある合同会社AmoRideは設立することができました。

(AmoRideの公式ページ http://amoride.com/)

しかし、結局AmoRideは採算が合わず、せっかくピッチコンテストで得た資金も尽きて、ピボットしてしまいました。

そして、

そこからは、"事業を立ち上げては、失敗してピボット。そしてまた新しく何かを立ち上げる。"という、

一種の起業家あるある(笑)のようなサイクルを繰り返しながら、

自分なりに自分でもできそうなことを少しずつ挑戦をしていきました。

そんなサイクルも何周したかわかりませんが、

ちょうど今(2017年現在)はブロックチェーンという技術に注目した何かを立ち上げようとしています。


そして、その"何か"には、言葉で説明しようとするととても難しいのですが、

僕が感じたことのない"強い魅力"を、そのブロックチェーンという技術に今感じています。

今回のこの文章は、

まさにその"強い魅力"をどうにか頑張って言語化して、

そこから最終的に今自分がどんなことをしたいと考えているのか、

というのを文字にしています。



多少6年間男子校のせいか、

厨二病感が溢れた文章にもなっていますが、

大学に入ったとしてもそんな厨二病チックな憧れのようなものを心の中に維持する糧にできたらいいなと純粋に思っています。

(この世に、努力できる厨二病よりも恐ろしいものはないと思っています!!笑 僕は努力できませんが笑)

なので、今後もし僕の考えが変わったとしても(どんなに後から恥ずかしくなったとしても)、
あえてこの記事はずっと残しておこうと思います。(文章も、この拙い言葉遣いのままで残しておきます。ごめんなさい。)

尚、ここでは一見壮大なブロックチェーン系のビジョンを書きますが、

引き続き、

社会起業家として、

AmoRideinsuranのように

何かほんの少し社会を良くするようなサービスも、

つくっていくことに挑戦できればなとも思っています。

前置きがめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、本題へ移ります。


◆僕が人生を通して成し遂げたいこと

全人類の人権を保護し、”労働”と”遊び”のボーダーを無くす。

これが、僕が今考えている人生を通して成し遂げたいことです。

本題に入っていきなり、意識高い系の学生がまさに賢○屋などで言ってそうなことをデカデカと述べてしまいましたが、目をつぶってください。
ここではわかりやすく説明するために、それを実現するまでの計画を、前半と後半に分けて説明させていただきます。

まず計画の前半では、

本当に人類のためになるプロジェクトが自然に進展・実現し、なおかつ人々がそうしたプロジェクトに国境を超えて携わり働けるような仕組みを作ります。


なんやねんそれって感じなので、もっと細かく説明すると、

国家に帰属せず、

会社のような人材を囲う枠組みもなく、

代表という責任を背負う人もいない、

でもその上で社会的価値の追求を第一理念としたプロジェクトが自律的に実現していき、

そこで携わる人々が分散的に支えていくことができるような仕組みです。



なぜ、この構想に至ったのかというと、

僕が以前挑戦していたEthereumブロックチェーンを用いて保険を代替するという『Insuran(インシュラン)』というプロジェクトがあるのですが、
insuranURL → http://100banch.com/projects/insuran/

中央集権的構造を破壊し新しく21世紀の保険システムを再創造することを目的としたこのプロジェクトは、

日本国内でやってしまうと、保険法的に実現が大変困難なプロジェクトでした。(そもそも当時、実現には現状程遠い状況でしたが笑)

当時は、
ビットコインのような人類の為のプロジェクトを創りたいだけなのに、
なぜ僕が国に逮捕されないといけないんだと強く心の中で葛藤したのを覚えています。笑
(ちなみに、これがきっかけで国家の法治システムに興味を持ち、最終的に慶應義塾大学の法学部を受験して進学することになります。)


その上、

もしもそうしたプロジェクトが現代の国内の法で合法であったとしても、

利益追求を第一理念とする株式会社の中でやるには、

利益0を掲げるこのプロジェクトは最初から矛盾しており、

投資で資金を調達するのはとても難しく、

(ビットコインのように利益を誰から搾取しなくても人類のために存在しえるようなサービスは、利益を0.1%でもとった瞬間に中央集権的構造になるからという理由で、ずっと利益は0で良いようなサービスを最初からデザインされていました)

そして逆に、

NPOなどの社会福祉的な組織としてやろうとしても、

せっかく投資性のあるプロジェクトなのにも関わらず、

投資よりも集金効率の悪い寄付でお金を集めないといけない状況に陥ってしまうという、ある意味板挟みのような感覚を覚え、

その状況から、

現在ある株式会社やNPOというものが、

21世紀の現代でイノベーションを推進していくのに、

本当にそこに”ベストな道具”として寄与できているのか考え直す必要があるのではないか

という一種の疑問のようなものを感じるようになり、

こうした経験が今の自分のこの構想に繋がりました。

ごめんなさい話を戻します。


これが実現されると、

上記の話でいうと僕のような人が次々と匿名でプロジェクトを発起し、

それに共感する人々が国家の法律や利益追求などという理念に振り回されることなく、

そのような様々なプロジェクトを通して人類の進歩、理想の社会の創造に貢献することができる社会になります。

そして、現在ブロックチェーンという技術を用いれば本当にこれを実現することができるかもしれないと考えています。


国家はあくまで人類の作った道具に過ぎず、

人類至上最大の中央集権的構造の国家を再創造することを目的とするならば、

その国家に帰属した仕組みの上でイノベーションを起こしていても、

永遠に本当の意味で変革を起こすことはできないということです。



次に、計画の後半のステップです。笑

まず前半で掲げた未来の社会では、

社会的プロジェクトに貢献ができ、

なおかつ能力の高い人々だけに報酬(金銭)が集まりやすくなってしまい、

逆に社会の能力的需要に対しての供給能力が低い人たちが現代よりも更に淘汰されやすくなってしまいます。

ですので、この後半のステップでは、

上記の道具自体をエコシステムの一部にして、

つまり国のような"人類にとっての1つの道具”に見立てて、

人類全体にベーシクインカム的な社会福祉を作り出すことを目標としておきます。


つまり、

前半が、国家の創造的破壊ならば、
(実際に国を破壊するわけではないですが)

後半は、新しい国家の創造です。
(とはいっても、現代の人々が想像する”国家”とはかけ離れているので、”国家のようなモノ”を創造するイメージです)

イメージとしては、

前半のステップで創造した仕組みで、

次々とビットコインなどの非中央集権的で分散的な社会のシステムを創りあげ社会をイノベーションした後に、

そうしたシステムの上に今度は逆に人類史上最大の中央集権的構造(上記でいう”国家のようなモノ”)を創りあげて、

そこに帰属する全ての人々、

つまり全人類全ての人にベーシックインカムとして常時人類として一定レベルの生活していく為のリソース(わかりやすくいうとお金)を供給するということです。

注釈:

もちろんその”国家のようなモノ”は実際には国家ではなく、

一部の人間や会社から利益を搾取するような仕組みもなければ、

偉い人もポジションもない、完全に透明で、オープンソースの統治システムみたいな感じです。

人類は力で支配してきた時代から国家を作り法で自らを統治してきたわけですが、

これからは法でもなくテクノロジーによる統治に繋がると僕は考えています。

もしかしたらこのアーキテクチャをミスって完全にロボットに支配されてしまう可能性もあるので、

結構人類にとっての重要なポイントになるだろうなと思います。

僕が進学先として慶應法学部を選んだのも、

現代の法という統治システムをこれから上手に破壊して再創造していくために現代の法律自体を勉強したいと考えたのがきっかけです。

こうして、

テクノロジーによる統治システム(いわゆる国家のようなモノ)を社会のエコシステムの一部として創り、

ベーシックインカム的な社会福祉を全人類に提供することで、

僕の使命である、人類の労働と遊びのボーダーを無くすという目標を実現できると考えています。

僕は、人類を火星に移住させるプロジェクトも、友達とポケモンして遊ぶのも、同じレイヤーにしたいです。


例えば、

社会全体で、仕事をしない人や出来ない人を見下すような傾向があると思いますが、

実際はその人がたまたま現代の労働需要に対する供給能力が高かっただけと言えるかもしれません。

極端な言い方かもしれませんが、

その人は単に”運の良い人”でしかないのではないかと考えることができるかもみたいな笑

(もしくは僕みたいに本当に何もできない無能な奴という可能性もあります笑)


とにかく、まずは自分のできそうなことから少しずつやってみたいと思います。

ここでは一見壮大なブロックチェーン系の計画を書きましたが、


引き続き社会起業家として、

AmoRideやinsuranのように、

何かほんの少し社会を良くするようなサービスも、

つくっていきたいと考えていますので、

引き続き応援していただけると幸いです。

最後に、僕の好きな言葉を紹介して終わります。

空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。
アルベルト・アインシュタイン

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