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駒はマス目の真ん中に

綺麗に並んだ駒って美しいです。
将棋盤に並んでいる姿だけでなく、例えばショーケースなんかに並べても美しいですね。
でも一番はやはり将棋盤に並べられている駒が一番輝いています。

で、将棋盤にはマス目がありますが、今回はマス目のどこに駒を置くか、というわりとどうでもいい話です。

基本的には2パターンの置き方があります。

・文字通り、マス目の真ん中
・駒の底辺をマス目の底辺に合わせる

です。

実際のプロの対局の画像を見てみましょう。

手前側の駒はマス目の下段にビシッと揃えてあります。
それに対して奥側の駒は、マス目の真ん中のちょい下あたりにそろえてあります。

だいたいこの2パターンです。
駒はマス目の真ん中に、と言いますが、本当にど真ん中に置いている人はあまりいないです。真ん中やや下か、下段に揃えるか。

これには個人的にですが理由(屁理屈)があると思いまして(個人的にです)、まず駒というのはそれぞれの駒で大きさが違います。
王と歩はぜんぜん大きさが違います。ではこの2つの駒を並べるとき、どうしたら綺麗に見えるか。

おそらく、中心を合わせるか底辺を合わせるかのどちらかが考えられると思いますが、後者(底辺を合わせる)の方が綺麗に見えます。

で、じゃあその駒の底辺をどこに合わせますか? となるのですが、それが分かりやすいのはマス目の底辺に駒の底辺を合わせます。
これですべての駒を綺麗に合わせれます。

しかし、マス目の真ん中に合わせた方が綺麗だ、と感じる方もいます。

そういう方は、まず王将(一番大きい駒)を真ん中に合わせます。
そして残りの駒は、その王将の底辺に合わせます。

すると、ほとんどの駒は真ん中やや下に合わせられるのです。

と、いう事だと思うのです。
美術的な、デザイン的なことはまったくわかりません。
上記は私が少々強引に理由づけしたものです(つまり屁理屈です)。

で、プロ棋士のみなさんの並べ方を見ていると、やや、マス目の真ん中に並べる方のほうが多いように思えます。

あなたの好きな棋士はどっち派なのでしょうか。


■代表棋士

最後に、それぞれの派閥の代表棋士を記載します。(もちろんこんなくだらない派閥は実在しません)

・真ん中派
羽生前竜王(ちょうど無冠になったばかりで肩書をどうすればいいか分からない…)
藤井聡太七段
谷川九段
加藤九段
佐藤康光九段
広瀬竜王
渡部女流王位
中村桃子女流初段(←めっちゃかわいい)
伊藤かりんさん(乃木坂46)←おまけ

・下段派
渡辺棋王
豊島二冠
佐藤天彦名人
森内九段
里美女流四冠

あと、マス目の底辺にぴったしはつけてないけど限りなく下段に近い派(←微妙な表現w)が少数ながらいます。中村太一七段や、香川女流三段などです。

他の棋士ももっと調べたいのですが、面倒な上に作業が地味なのでこのへんでご勘弁ください(笑)

上記の棋士の結果について、たまたま私が調べた対局がそうだっただけで、ひょっとしたら違う置き方をしている対局もあるのかもしれません。
また、映像で確認するとき先手と後手で微妙に駒の見え方が違います。
私はそこまでの棋士マニアではありませんので、この棋士は100%真ん中派だ! などとは言えないです。
ご了承ください。

ちなみに私は真ん中に置きます。
理由は、真ん中に置いた方が気持ちいいからです。

そういえば、対局時に駒を置く位置と、解説の時の大盤(視聴者にわかりやすいよう大きな盤と駒を磁石でくっつけて解説するときに使うやつ)で置く駒の位置は、異なる棋士がいても不思議ではありません(←調べていないw)。

さて、あなたはどっち派!?

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