DATA Saberへの挑戦を検討しているApprentice候補の皆様へ

 DATA Saberにご興味がある皆様、初めまして!
 私はDATA Saberの認定をめざし、絶賛修行中のApprentice(弟子)です。

 Tableauについて何をテーマにブログを書こうかなと色々考えましたが、Tableau自体のTipsや技術的な話は先達の猛者達の記事が沢山ありますので、私はDATA Saberへ挑戦を考えている方々へ、主に精神論メインで記事を書こうと決断しました。

■そもそもDATA Saberとは

DATA Saber HPより

 詳細は公式サイトKT氏(認定制度創設者様)のNoteを見て頂きたいのですが、要はTableauというBIツールの技術を学び、データドリブンの文化を広める者の認定制度になります。
 3ヶ月という短い期間で技術的な試験を全問正解することに加え、組織内外へのコミュニティ活動も必要となってきます。(このブログもその一環ですね)
 挑戦する時はKnight(師匠)に弟子入りを請い、Apprentice(弟子)として活動をするという点も中々珍しいのではないでしょうか。

■DATA Saberってぶっちゃけ必要? 価値のある理由とは

 世の中には数えきれない程の資格や認定制度がありますが、このDATA Saberの認定を受けることが果たしてどれほどのことか。3ヶ月のプライベートの時間を犠牲にするだけの価値はあるのか。そういったことを、挑戦中の私自身の目線からお伝えします。

 まず、個人的な意見を申しますと、DATA Saberは努力する価値と意味が十分に大きくあるものだと思います。
 その理由を、ざっくりと4点ほど記載させていただきます。(素人の記事ですので、間違った記載等ありましたらご指摘いただけると嬉しいです)

1.世の中の動向的に必要とされている

 皆さんは「2025年の崖」というワードを聞いたことがありますか?

経済産業省|DXレポート

 これは2018年に経済産業省が発表し、警鐘を鳴らしたレポートになりますが、中を見ると「日本企業がDXを推進しなければ、2025年以降の5年間で最大で年間12兆円の経済損失が生じる」といった記載があります。
 複雑化・ブラックボックス化した既存システムの最適化のため、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む企業が増えてきましたが、正直データを蓄積する仕組みにも四苦八苦しているところがほとんどで、本格的なDX推進のハードルは高そうです。

 DXの推進にあたり、データドリブン文化を包括的に学び拡げることを習得するDATA Saberは、今後更に価値が高まってくるのではないでしょうか。
 前述しましたが、DATA Saberで学ぶ部分はTableauの技術的な部分だけではないので、営業・SE・企画・経営者といった、色々な立場・役職で重宝されるのではないかと思っています。

2.最適なビジュアライゼーションを学べる

 DATA Saberで技術を学ぶといっても、それはプログラミングのような専門知識でなければ、Tableauの細かなスキルのみでもありません。
 例えば、技術課題の中に以下のような問題があります。


Q「表示されているチャートはどうも分かりづらいです。自分なりに分かりやすいものに変更してください(一部略)」

DATA Saber「6. Visual Best Practice II」より抜粋

 いかがでしょうか。
 感覚的にはこの円グラフが分かりづらいと思っていても、それがなぜか、どう改善するのが最適か等、言語化し実践するのは意外と難しいのではないでしょうか。

 DATA Saberでは人の脳の仕組みから、直感的に分かりやすい表現方法も学びます。
 この知識は、データ分析を担う方だけでなく、お客様向けに提案書を提示する外勤の方や、社内向けにプレゼン資料を作成する内勤の方等、様々な部署で役に立つのではないでしょうか。

3.真に理解し自身の力になる

 これまで学校の授業や資格の勉強をしている時、私はこう考えることが多かったです。

「この勉強って意味があるのか? 本当に自身の力になっているのか?」

 テストや資格取得は上手くいっても、1週間後や1か月後、果ては1年後を考えた時、その知識が形骸化していないか疑問があったのです。 
 そのような私が心の隅に抱えていた疑問を、DATA Saber認定プラグラムは解決してくれました。

キャリア教育ラボより引用

 上記は「ラーニング・ピラミッド」というもので、下の階層に行くほど理解が深まるというものです。数字については根拠がないものの、理解の深度では確かにと思う部分がありますね。

 DATA Saberでは「Knight(師匠)とApprentice(弟子)」という形の認定プラグラムになります。つまり、今はApprentice(弟子)の身であっても、DATA Saber認定後はKnight(師匠)として他の人に教えなければなりません。ラーニングピラミッドでいう一番深い部分を自然と体験できるので、形骸化する心配はなさそうです。

 また、Apprentice(弟子)として挑戦している期間でも、上記のラーニングピラミッドでいうアクティブ・ラーニング部分を多く体験します。
 普通の座学だけではなく、ハンズオン形式の技術習得であったり、Apprentice(弟子)達とグループ討論をしたり、その中で教え合ったり。
 本当に意味のある、自分の力になっていると実感できる瞬間はとても多いものとなっています。

4.価値のあるコミュニティに参加できる

 DATA Saberの認定を受けた方は、これが一番価値があるとよく言われて(or記載されて)います。
 確かにコミュニティ活動の一環でTwitterを見ることが増えましたが、みなさんがかなり能動的な活動をされており、キャッチアップできる情報も増えるなと感じました。
 また、Tableauに関する不明点があれば、大抵のことはSNSやコミュニティサイトといったネット上で解決しますし、Tips情報が多いのでグーグル先生に聞くだけでもなんとかなる時は多いです。活動的で温かなコミュニティは、中長期的な未来にも、きっと役立つことでしょう。
(あれだけ大変なことを服務としてやっているのか、サービスとしてやっているのか、個人的に気になっているところです……笑)


■最後に

 最後まで記事を見て頂きありがとうございました。
 DATA Saberの良さを訴求してきましたが、価値があるだけに認定されるまでの3ヶ月は割と過酷なものになっています。
 事前に必要な専門知識はないのですが、3ヶ月で最低100時間以上の勉強はいると思いますので、ある程度の覚悟が必要です。また、師弟制ということで、お忙しい師匠の時間を頂くからには、3ヶ月で絶対に認定されるという気概も必要だと思います。
 とはいえ、(師匠の受け売りですが)情熱さえあれば誰でも歓迎なプログラムですので、もしDATA Saberに挑戦してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
 あ、でも私はまだApprentice(弟子)なのでもうちょっとまって欲しいです……ここまで偉そうに語っておいて申し訳ないです。


 次回は「技術試験の突破にあたって」、その次は「コミュニティポイントの突破にあたって」といったテーマで、挑戦するApprentice(弟子)へ向けて自身の体験を(短めで)記載しようと思っています。
 「突破にあたって」と言いつつ、まだ両方突破してないのですが、そこは「突破見込み」ということでご容赦いただけたら……

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