もう1つの大きな意義~統計学をビジネスに使うと良い理由

人を大切にできる組織に

統計学をビジネスに使うと良い理由について、前の記事で説明しました。

2つの大きな理由を紹介しました。

(1)意思決定までの過程を把握しやすくなる
(2)意思決定までの過程を伝えやすくなる

これももちろん大切な理由なのですが、実はあなたの会社やお店にとって、そしてそこで働く人たちにとって、更に大切な理由があります。
それは……

(1)成果の検証がしやすくなる
(2)モチベーションの維持

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(1)成果の検証がしやすくなる

業績への成果など、ウマくいった場合でも、ウマくいかなかった場合でも、偉い人が「今期の目標は3億円だ!」と言ったとします。

このとき目標が達成できても、達成できなくても

なぜそうなったのか

を、関わった全員で確かめることができなければ、その後もどのようにアクションを取れば良いのかを探ることは難しいものになります。

(2)モチベーションの維持

これは特にウマくいかなかった場合に効いてくる理由です。

ウマくいかなかった場合に、

「あの偉い人が言ったからやってきたのに」

という想いが残るのと、

「データを使って日常業務の傍ら、検証しながらやってきたんだから、今後はもっと良い方法を探っていこう」

という想になるのとでは、どちらがよりモチベーションが維持できるでしょうか?

身体的にも精神的にも、必ず限界があるのが人間です。
感情も持っています。

社会全体の仕組みが、このことを踏まえて成り立つものであるべきと考えています。

つまり統計学を活用する考え方が社会に浸透すると、人に優しい社会になってゆくとも言えるのです。

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