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「人流データの可視化と分析」から見る効果的な自治体データの可視化 Vol.2


ごあいさつ

「データプラットフォームくれ」では、APIを用いた呉市のデータ提供と、それらのデータを活用したユースケースを公開しております。
ユースケースは現在5つ公開中です。
本noteでは、今回もユースケースを1つご紹介させていただきます。

人流データの可視化と分析

今回ご紹介するユースケースは「人流データの可視化と分析」です。

ユースケース:人流データの可視化と分析 参考画像

本ユースケースについて

本ユースケースはスマートフォンのGPSデータを活用して生成した滞在人口データを利用したものです。
市内18地点の人流データとして利用できるよう可視化し、市だけではなく事業者、教育機関など様々な主体の活動に利用できることを目指しています。本ユースケースでは本データを理解していただくために各地点の特徴をデータから抽出し、グラフ等で示しています


人流データ活用事例

人流データの活用事例としては、以下のようなものがあります。
 
都市計画の最適化検討
交通インフラや公共施設の配置の検討に役立てることができます。例えば、混雑箇所や需要の高いエリアを特定し、交通ルートや公共交通機関のスケジュールを改善することができます。
 
商業施設の立地選定
新たな商業施設の立地選定に役立てることができます。需要の高いエリアや顧客の嗜好を考慮し、売り上げを最大化するための最適な場所を検討することが可能です。

観光地の効果的な運営
観光地の効果的な運営計画を立てることができます。需要のピークタイムや人気スポットの傾向を把握し、施設やサービスの提供を最適化することができます。
 
災害対策の改善
災害時の避難計画や救助活動の改善に役立てることができます。避難所の配置や避難経路の最適化、救助リソースの効果的な配置など、人々の安全性を向上させるための施策を立案することが可能です。

人口データと人流データの使い分け

前回の人口データと似ているように思いますが、以下のように使い分けができます。

人口データの可視化
・ある地域や社会集団の人口統計情報を視覚的に表現することができます。
・データには、人口の年齢、国籍、人口異動などが含まれます。
・可視化によって、人口の特徴や傾向を理解し、地域の人口構成や社会的な課題を分析することができます。

人流データの可視化
・人々の移動や行動パターンを視覚的に表現することができます。
・データには、人々の移動量、移動ルート、滞在時間、訪問先の種類などが含まれます。
・可視化によって、人々の移動パターンや集中度、特定エリアの混雑状況を理解し、都市計画や交通管理、観光施策などに活用することができます。

人口データの可視化は社会的な特性や傾向を把握し、政策立案やマーケティングの支援に役立ちます。

一方、人流データの可視化は人々の移動パターンや場所の利用状況を理解し、都市計画や交通改善、観光戦略の最適化に役立ちます。使い分けはデータの性質と目的に応じて可能です


【データプラットフォームくれ ユースケース:人流データの可視化と分析URL】

「人流データの可視化と分析」のユースケースでは実際にグラフを操作することができます。
 
ぜひ、データプラットフォームくれのAPI提供、ユースケースをご覧いただき、実際にご利用いただければ幸いです。データを利用した地域課題解決やスマート化をご体験ください。

【データプラットフォームくれ URL】

【データプラットフォームくれ APIドキュメント URL】


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