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データ分析&データ視覚化に必要な幅広いスキルの習得に役立つおすすめ本 Vol.2

前回の記事Vol.1の厳選には入れなかったのですが、とても参考にしている本をご紹介します。Vol.1がまだ積ん読状態でしたら、まずそちらを消化するのがオススメです。

Data Visualization 

2019年8月に出たので、おそらく現時点で一番新しいビジュアライゼーションの本になると思います。Andy Kirkさんは古くからTableau UKとつながりがあり、TableauウェブサイトでもWebinarされています。めちゃすごい人です。私はThe Big Book of  DashboardsStorytelling with data を暗記するほど読んでいると前回の記事で書いていますが、その次に一番読んでいるものです。

Visualize This

2011年刊行の古い本ではあるのですが、R、Adobeなど、複数のツールを使用した例をここまで具体的に詳細に書いている本はなかなかないですね。そういう意味では、上級者向けかもしれません。

Functional Art

データビジュアライゼーションというよりも、少しインフォグラフィクス寄りの例示作品の数々、そして目の神経体系の解説もあり。方法論だけクイックに知りたい人には少し重めの内容。

人を動かす「色」の科学

私が今学んでいる色覚やピクトグラムに関しても触れられていますし、ハンドブック的な大きさにも関わらず、内容は骨太です。見開きで身近な例を挙げ、直感的に分かりやすく解説されています。

The Visual Display of Quantitative Information

「データインクレシオ」はこちらのエドワード・タフテさんが提唱した言葉です。

データインクレシオ:データそのものをあらわすために使われたインクの量 / グラフ全体で使われたインクの量

私自身は、データインクレシオ自体は、実務的にもコンペ作品を作るときにもほとんど気にしていません。あまりに当てはまらないことが多すぎて、原理というにはとても難しい場合が多いからです。しかし、この概念を作り上げたのはすごいと思います。内容としては、今日からすぐ使えるクイックメソッド、というよりは概念的な部分にページが割かれているので、割と上級者向け。

Show Me the Numbers

私はStephen Fewが好きなのであるものは全て購入する勢いです。基礎的でありながら易しくはないものの、美しいチャートタイプが多く、初心者にも理解しやすいものと思います。

#MakeoverMonday

Tableau Zen Master Hall of Fame(Zen Master殿堂入り)であるAndyの本。私の師匠的存在であり、私は仕事場用と自宅用で2冊買いの本です(どちらも物理本)。できれば電子書籍ではなく物理本で購入がおすすめ。見ながら作ることが出来ますよ:) ビジュアライゼーションで「分析」することをここまで詳しく丁寧に言語化し、ビジュアルアナリティクスの真髄を述べている本はないかもしれない。この本は、アナリティクスやビジュアライゼーションだけでなく、コミュニティについても触れられていて、Tableauらしいなと思いました:)

The Truthful Art 

例示されているチャートが美しくめちゃ好きです。私がデータ分析、ビジュアライゼーション、ビジュアルアナリティクスを学び始めた頃、この本を教科書的に使っていました。

Rによるやさしい統計学

様々なBIが出てきて、いわゆるビジネスユーザーが「直感的」にBIを使えるようになっても、避けて通れない統計の部分があるものと思います。この本の使い方として、これで統計を理解する、というのではなく、BIで表現する際の理解を促進させるリファレンスブックとして使うのが良いのではないかと思っています。


厳選したのに、また長くなってしまいました...><  もしお読みになったものがあったら、是非感想お聞かせくださいね:-)


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