いつかは訪れる終わりのための始まり。

19/1/12 Zepp Osaka Baysideにて開催された樋口楓さんの1st Live”KANA-DERO”についてタイムシフトを見ながら感じたことをいくらか書き殴ります。

イベントHP
https://event.nijisanji.app/kanadero/
ニコニコ生放送公式配信ページ(1/21までアーカイブ視聴可能です)
第一部
http://live2.nicovideo.jp/watch/lv317453584
第二部
http://live2.nicovideo.jp/watch/lv317470600


以下感想です。

1."Maple"
2."Brand-New LIVE"

"理想的なスタート"としか言いようがない。
最高の駆け出し。これから始まるライブの象徴。

3."焼森のファンファーレ"
4."けろっぐふろっぐ"
5."いけないボーダーライン"

樋口楓がエルフのえるとやりたかったことだったのかな、と感じる。
サイリウム芸なども含めてアイドルらしい、可愛いライブ。
「える知ってるよ~。これからもこの楽しい時間が続くことを」

6.God Knows...
7.Dress Me Up

樋口楓が静凛と歌いたい、という意志だったのかな、と。
選曲も含めて上げて落ち着かせる綺麗なパターン。

//10分休憩

8."Dream Triangle"
絶対あると思っていた曲。
しずりん、前2曲よりぐっと感情籠もってなかった?
3人のきららジャンプ可愛かった。




ここまでは楽しいライブだった。
ここまでの雰囲気だけだったら、良いライブだったと笑っていられた。
タイムシフトだって1回見るだけで済んだだろうし、翌日のこの文章を書いている頃には「1stライブなのもあってちゃんとやってきたね」なんてへらへらしていた。
えるえるやしずりんには悪いけど、私には『ここまでが前座』だとしか思えない。

9."アオハル"

何度も何度も樋口楓を確認しながらユニゾンを繰り広げる月ノ美兎の姿が本当に印象的だった。
そんな中で真っ直ぐパフォーマンスをする樋口楓は本当に何者なのだ?と思わず思ってしまった。

10."命に嫌われている。"

二人の死生観を語るシーンのサンプリングからスタートした時点で血の気が引いた。

樋口楓がこの曲を選んだ理由は樋口楓から月ノ美兎へのアンサーだったのかだろうか。

「君が生きていたならそれでいい。そうだ。本当はそういうことが歌いたい」
月ノ美兎が叫んだ「生きて、生きて、生きて、生きて、生きろ」
樋口楓が叫んだ「生きて、生きて、生きて、生きて、生きろ」
二人の慟哭。感情の塊。それらがそこに渦巻いていた。

直後の月ノ美兎の退場シーン。
言葉に詰まったのは目に見えて明らかだった。
なんとか絞り出したような「ありがとう」という言葉に二人の出会いから歌いきった瞬間までの全てが詰まっていた。

それを受けて樋口楓が顔を隠したのは。

出来の良いドラマみたいな展開。
でも、これが台本だったなんて思うような隙は何処にもない。
圧倒的なまでの感情がそこにあった。

本当は舞台裏で何があったかなんて知らなくたっていい。
あの瞬間にあったことだけが全てで、あの瞬間の世界は二人だけだったと言ったっていい。

11."楓色の日々、染まる季節"
12."ハイカラ浪漫"
13."響鳴"
14."Maple Dancer"

"楓色の日々、染まる季節"で落としきってからの"ハイカラ浪漫"で持ち直し。
MCで間を作ってから"響鳴"に持っていくまでの流れが完璧。
このセットリストや演出を考え出す樋口楓の底知れなさが本当に恐ろしい。
空気感の使い方が分かりすぎてる。

退場間際の「じゃあ、ちょっと行ってくるわ。また会う日まで~♪」という言葉に樋口楓のこれまでのあり方が見え隠れしていたような、気がする。

//Encore
15."WISH!"
16."奏でろ音楽!!"

https://note.mu/aubin_chronology/n/n7b768078bbca
語るべきことは、このコラムに詰まっていてそれ以上を語るのはただ蛇足な気がする。
まだ全然処理が追いついていないのだけれど、出来るだけ生の感情を書き残しておきたいので一旦ここで筆を置く。

「また会おう。またやろう。ここで約束しよう!」

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