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すとぷり

時代の流れは身近に突然やってくることがある。
だから今回もそんなに驚くことはなかった。
あー、そういう時代なんやなぁと雑な感想を抱いた。

娘たちはオンラインでショッピングしたい時には僕に言ってくる。

「お願いする」という言い方をしないのはあくまでもお金を出すのは娘で僕はネット上の決済手続きをするだけだから。
基本的に買いたいといったものを却下しない。

嫁様は自分の想像できないものはすべて却下するけど。

雑に説明すると「二次元アイドルグループのグッズが欲しい」ということだった。

嫁様はいつも通り
「いらんやろ」
「あかん」
「どうせすぐ飽きるし」
等の否定形の連呼。

(こいつ理由すら聞いてやらんのやな…)
そう思いながら僕は
「ええよ」
としか言わない。

嫁様はブツブツ何か言ってるけど自分が金払うわけじゃないので最終的にはどうでもよくなるようだ。


「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」というアニメを思い出した。
アニメの中でまだガラケーを使っているのでそれぐらいの時代の話ではあるんだけど、主人公の妹はオタクでそれを周りに知られるのは具合が悪いと考えていた。

「R-18」というのもあったとは思うけどこの時代から比べてもオタクというカテゴリーに属する人たちが随分と市民権を得たと思う。

でなきゃさすがに親父に「二次元アイドルのグッズを買ってくれ」とは言わないだろ、と思いながら世の親父はどう思うんだろうとか、ふと考える出来事だった。


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