見出し画像

演じなきゃいけない世界

そう言えば最近「あちこちオードリー」をソースに記事を書くことが多くなっている。

単純にオードリーが好きだというのもある。
でもそれだけではなくて内容が深いと思っている。

トーク番組だけど話は若林さんの興味がある方向に進んでいく。
で、ワイドショーっぽい方向に進んだり、ゲストが嫌がるような方向には絶対進まないように舵取りされている。

そう、嫌な感じがひとつもない。というより優しい世界が展開されるという言い方が近い気がする。

細かく言うと下の記事内で佐久間さんが語られているように、オードリーでなきゃ出せない味が出ている番組だと思う。

元々、打ち合わせも、事前アンケートもないトーク番組をやってみたかったのですが、やってくれるMC、できるMCはそういない。ずっとやってみたかったことと、今のオードリーの人間性が合致したので、やってみようと

佐久間さんがそう話されているけどホントそうだよなぁと思う。
実際若林さんの回し方は誰もマネができない。


この番組見ていて「芸人さんも基本的にみんな演じてるんだな」と思わされることが多い。

そうなりやすいのはゲストに来る人の「ホントはこう思っている」という部分に若林さんが興味を持っているからで、あくまでも若林さんはそこを追及していくために人間性を掘っていく感じで話している。

そう考えるとテレビに出るタレントって番組のために役づくりをするという結局俳優と同じような作業をしているだけだと改めて思わされる。


もっと考えるとタレントだけじゃなくて普通に仕事してても同じだと思う。演じることなく生きている人っているのか?という話にもつながる。
仕事とプライベートはキャラが違うとか普通でしょ(笑)

社会ってチャンネルみたいなもので、あるシチュエーションではこのチャンネルに合わせるけど仲間といる時は別のチャンネル、家では全く違うチャンネルという感じで分けていると思う。

言いかえると演じてるってことになる。


演じてるというと聞こえが悪いようにも思えるんだけど、普通はそうだよなと思う。ただし、自分にとって「ホントはこう思っている」部分は大事だと思うのでそこは見失わないようにしたい。


佐久間さんも書いているけど若林さんはヒトの懐に入りこんでホントの部分を引き出す能力がすごいよなぁと思う。
これからも楽しみにしたい。



頂いたサポートは全額#チロ公の活動資金として使わせていただきます。温かいご支援よろしくお願いいたします。