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「非モテ」って言葉、使わないほうがいいよ?

「彼女がいない」「交際経験がない」「モテない」
そんな男性のことを『非モテ』っていいますよね。

「モテに非(あら)ず」の名の通り、女性となかなかご縁のない方の別称のように使われています。

僕の10~20代に関しても、間違いなく"非モテ"でした。

女の子にモテたくて、モテたくて、彼女が欲しくてたまらない青春の日々…(大事なので2回いいました)

今だから言えますが、この「非モテ」って言葉、デメリットしかないんですよね。

だから"自称"してる人は、ホントやめたほうがいいですよ?


デメリット①自己否定の呪い

「彼女がいない」「付き合ったことがない」ってひとが、非モテを"自称"することはそんなに珍しくありません。

さすがに「俺、非モテなんだよね」と声に出した人を僕が実際に見たのは、2人しかいませんが。

SNSなどで自分を皮肉っている男性は、数えきれないほど目にしますよね。


それにしても、この「非モテ」という言葉で、自分で自分を否定していることに気付いてない方が多すぎます。

つまり「俺はモテないんだぞー!」と公言しているわけです。

自分自身がモテない存在なのだと発言している男性を、はたして女性が彼氏にしたいと思うか、、ですよね。


女性の気持ちになってみると、少なくともモテない理由を考えちゃうだろうし、非モテを保険にされるのも嫌だな…って思っちゃいそう。

過去に交際経験がないことを「非モテ」というオブラートでごまかしてるつもりなら、やめたほうがいいでしょう。


デメリット②モテない言い訳

「非モテ」という言葉を、モテない言い訳にしている人もよく見かけます。

「自分は非モテなので、彼女ができないんです」
こんな相談内容の方も少なからずいました。


正直にいいますが「非モテ」だから、モテないんじゃないんですよ。

女性に好意を持ってもらえる努力をしてこなかった結果が「非モテ」なんです。


「非モテだから、自分は彼女がいなくても仕方ないんだ…」
って言われても、いじけてるようにしか見えないこともあります。

そんな男性に女性が好意を抱くと思いますか?


自称でも「非モテ」というレッテルをわざわざ貼る必要はないんですよ。

むしろ、現在「非モテ」の部類に入っていそうなら、脱するために行動を起こしているなら、僕はその人が非モテだなんて思いません。

"たまたま今は彼女がいないだけ"
で、よくないですか。


デメリット③謎の納得感

たとえばマッチングアプリを使ってても、なかなかマッチングしない、デートがうまくいかないこともありますよね。

そんなときに
「ま、非モテだからこんなもんだよなー」って、変に自分を納得させていませんか。


人間って、楽な方に流されていたい生き物なんです。

うまくいかないことにもっともらしい理由がついていれば、とっても楽ちんなわけです。


でも、そんな人はいつまで経ってもレベルアップしません。

つまり"自称"非モテを語っている限り、そのひとは「非モテ」なままなんです。


階段の途中で座りこんで、自分よりモテないであろう人を仲間にして安心してるような、つまんない男にはならないでほしいものです。

彼女を作りたいと本気であがけるやつが、次のレベルに上がれるんですよ。


そもそも「モテる」の解釈がおかしくね?

じつは、恋愛相談にのるようになってから、疑問に思ってることがありまして。

「モテる」って言葉、けっこう使う人によって、その意味があやふやだったりしませんか?

恐らく、本来の根本的な意味は「異性に人気のあるひと」かと思われます。

しかし、恋愛の世界においての「モテる」って、使う人の理想が

  • 不特定多数の女性に人気のある状態

  • 惚れた女性に好かれている状態

少なくとも、この二つのケースにわかれると思うんです。


"自称"非モテ男性の多くは、前者の願望を抱いているがために「モテ」のハードルを高くしすぎている傾向にあります。

しかし、対象となる女性の母数が大きいぶん、彼女ができる可能性も大きくなります。

まぁ、クズ男と人気者男子の紙一重といったところですけどね。


対して後者のモテ像を抱いている男性は、そのストイックさには好感が持てますが、いかんせん想いが重い…。

交際に発展してから、尽くすタイプであればまだいいんですけどね。

彼女になってもらうために尽くしてしまうと、媚びてしまっているようにみえてしまうから難しいところなんですよね。


まぁ、なにが言いたかったかというと「モテる」男性像というものに振り回されないでほしいなって、僕は思います。


どれだけ、まだ会ってもいない未知の女性たちへの対策を講じたところで、相手にも選ぶ権利があります。

会話の内容、趣味、考え方、価値観、好きな食べ物などなど、一人ひとりみんな違う人間なんですよ。

だから「これさえ実行すれば、必ず彼女になってもらえる」なんてチートスキルはありません。


あなたにとっても、相手にとっても、なにがサクッと刺さるのかわからないじゃないですか。

どんなにデートで相性がいい気がしていても、どちらかの気持ちがなにか違えば恋仲に発展しないこともよくある話です。


結果として交際に発展しなかったからといって、べつにあなたの恋愛が失敗したわけじゃないんですよ。

そのまま交際しても、いろいろ合わなかったかもしれない人と付き合わなくてよかったと思えば、失恋でもなくなります。


逆に、なんか違う気がするのに付き合ってしまうと、けっこう高確率で、しんどくて辛い目に遭いますよ。(←体験済、)


選ばれなかったのは確かにキツイ現実ですが、そこで「非モテ」という枠にわざわざ収まりにいかないでほしいなって思います。

それよりも「もっと素敵な女性に出会えるかもしれない」「もっとズッキューンってなる女性にエンカウントするかもしれない」って思えば、実らなかった出会いも、新しい恋愛への足掛かりになります。


「非モテ」という言葉は、負の連鎖を生む呪いの言葉。

いまは「たまたま彼女がいないだけ」と、前向きに恋人探しをしてる人に女神は微笑むと、僕は思います。

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