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- 英語を学ぶ vol.2 - そうそう甘くはないって・・・

アドバイスを鵜吞みにしちゃダメだって・・・

まだ日本にいた時、カナダに行くという話をした際、「カナダに行ったら英語ペラペラになりますねぇ~」なんていう他愛もない話が何度かあって、留学を経験された方とは、私はこうして勉強した、ああして勉強したみたいな話も出たわけです。その方々がどういうレベルでどれくらいされたのかも聞かず、話題に出たことをこちらでやっていたのですが、成果が出ないというか、自分の中で混迷を極めたのです。そんな素人の英語の勉強 'ごっこ' の話。

1つ目 : 英語を英語で学ぶ

語学学校に行くのは良い手段だと思います。学校で習った方が1人でやるより効率いいだろうし、いろいろクラスメイトもいて楽しいだろうし。なので、私もコースを取ってみました。ただ、折しもCovid中でしたので、オンラインです。考えると愚かだったのは、「英語が話せるようになる」には、ということで、スピーキングのコースを選択したこと。
そのコースは、挨拶や受け答え、アイスブレイクと言ったいろいろな型だったり、昨日あるいは週末に何したこれした、どうだったああだったという会話を「習ったボキャブラリーやフレーズ」を使って話してみる、という内容でした。習った言葉を覚えて使ってみる、という流れはよくわかるのですが、とにかく先生の言ってることが正確に理解できない。それゆえ、先生の話を理解しようとすればするほど、何が何だかわからなくなっていったのです。また、単語や熟語も散発的というか、脈絡なくポコポコ出てくるので、大海の中の一滴的な感じで疑問を覚える始末。さらに、私自身も、わかりました的な反応をして場をしのいだので、なおたちが悪い毎回「時が過ぎただけでぐったりする謎の充実感」がこれじゃダメじゃんと気づかせるのに手間取らせました。
その後、IELTSのための勉強はがっつり日本語でやったところ、理解がスムースでした。英語を日本語で学ぶ。本質的なところからは外れるんでしょうけど、初心者には、単語やフレーズの意味やニュアンスの違い、文法という分野は英語で理解するよりも、まずは日本語で理解した方が、日本語頭にはよい、と思いました。あと、クラスの復習もペランっと見返すくらいの程度じゃ全然ダメで覚えやしない、というのも学びました。

2つ目 : ニュースの聞き流し

「楽して英語がわかるようになる」てな謳い文句の広告をポチっとしてしまいがちなものに似ていますが、私は、いやいや、これは「楽」ではなく、「耳に慣らす大事なトレーニングだ」と思ってやっていました。家にいる時はず~っとニュースつけておくといいですよ、耳が慣れるから、というアドバイスも手伝って。CBCだのCTVだの。
ただ、初心者に英語のシャワーは全く不要でした。数か月経っても何も変わりません。聞き取れないまま。(まあそもそも数か月で変わるようなものでもないんでしょうけど )あとからシャドーイングをやってわかったことですが、脳が言葉を理解しないままシャワーを浴びても、何の意味もないんですね。脳に英語の辞書をインプットして、始めて機能する。それと、耳の練習には、めっちゃ集中力がいるってことに気づいていませんでした。今もラジオ聞く時は集中しないとダメっすからね。
途中から、字幕もあった方が視覚からも理解できていいんじゃないかという謎の方向転換をして、カオスになりました。それと耳を作るには時間がかかるという、これはこれで的を得た情報が、私の間違った手法をストップさせるのを妨げました。
勉強している雰囲気に酔うという典型的な例なんじゃないかと悔やまれます。一方で、中級とか上級の人は、英語を聞き流すことでリスニングが維持されるとかあると思いますので、この限りではないと思います。

3つ目 : 98%日本語環境

これは仕方がないと言えば仕方がないのですが、家でもオンライン勤務でも生活の言語は日本語なんですね。街を歩いてるときに、最初こそ「わぁ、看板も広告も全部英語だあ~!なんて書いてあるのかなぁ」なんてお気楽なこと考えてましたが、それもひと段落すると、英語との接点なんて、買い物のcashierとファーストフードで注文する時くらいしかないんですよ。(あとバス降りる時のThank you!もか) おかげでDo you need a bag?の返しとSubwayの注文だけはやたらと自信がつきましたけど。。
結局、脳みそが日本語である時間が長いと、英語が入り込んでくる余地が少ないってのはあると思います。そうするとカナダにいる意味ってなんだよって話はありました。オンライン英会話とニュースの聞き流しだったら日本で十二分にできますからね。
そして、自信がないと自分から話さないので、経験値が全然たまらないという悪循環。。何度もあるおしゃべりの機会も、How are you? Good! のあと、どう間をつなげばいいかわからないから、 How are you?すら言わない、っていう今考えるとヒドイ状況でした。Hi!以上、一択。寡黙なおじさんです。
今は、徐々に98%からは下がってきてますが、ただ、この日本語環境ってのは、家族といる以上、50%くらいまでに下げるのが精いっぱいですね。家の中も英語とか、これ以上下がるのはちょっとしんどい。絶賛進化中の子供にペラペラペラって英語で言われると、ごめん、もいっかい言って?ってのがすでに発生してますんで。。

英語なめてんじゃねーぞ!

ということで、行けばなんとかなるだろ精神と雰囲気に酔うという一番ダメなパターンで過ごしていたのは否めません。英語を学習されている方に鼻で笑われるような話です。それと何より本気度が足りなかったこと。明確な目標がないと大概の人は着実なステップは踏まないってのは、仕事やっててわかってたんだけどなぁとそこは反省でした。まさか自分がそこにハマるとは。ただ、これらの経験が、将来のBlueprintやそこに至るRoadmapの策定、近々の目標の設定につながったので、よい学びということにしてあります。ということで、失敗は成功の基??ではないですが、具体的にこんな感じで勉強しました、という話を次回。

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