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努力したことがない

社会人1年半経過。
人材エージェントとして過ごしているが
手応えみたいなものはあまり無い。

後輩が入ってきたが
後輩のほうが自分より何倍も「できる」気がしているし
自分は報連相とか営業力とか
色んなことで色んな人に色々言われている。

特にここ半年は鳴かず飛ばずの営業マンという言葉がぴったりだ。
「自分は向いていない」というネガティブな言葉ばかりが脳を支配して
PCの前に座る自分のメモリを邪魔してくることがよくある。
先輩に怒られる自分を想像してベッドから出るのが怖い日も多い。

勿論このままでいいなんて思っていなくて、
このままじゃ一生ヒラで、未来の家族にいい暮らしさせてあげられないという危機感は持っている。

でも、ボクは這い上がり方を知らない。

ああ、ボクは努力っていうのをしたことがないのだ

今更そんな事に気づいた。

小学校に入ったとき
足し算100問タイムレースはいつもクラス1位だった。
47都道府県もクラスで最初に覚えた。
中学受験を目指す人が受ける模試で
学校の宿題とベネッセさんの宅配教材だけやっていたボクは
毎日遅くまで塾に行っている同級生にも圧倒的に勝っていた。

自分がかつて天才だったことをアピールするために
書いたのではない。
上記のことは、目の前にある「できること」だった。
それをやっていただけだった。

一方で苦手なこともたくさんあった。
図工(美術)、体育のマット運動は特に苦手だった。
中学の美術の時間に、しっかり目の粘土で自分の手を造ったが
下手くそすぎて、嫌いなクラスメートに超バカにされた。
(完成後に近所の川に捨てたっけw)
マット運動も、みんなが前宙とかしているのに
側転と後転だけしかできなかった。

でもそれで良かった。
その時は、苦手な時間が過ぎ去りさえすれば
あとは「普通にやれば勝てる」時間が来るのだから。

だから自分が苦手なことに対して
本気で「できるようになろう」と思ったことがない。

大学受験の際、なんとなく決めた志望校に
実力が遠く及ばない現実があった。
自分はここでも、「普通にやれば受かる」大学に志望校を下げた。
身の丈のやるべきことだけやって
合格最低点からかなり余裕を持って受かった。

こんな生き方をしているので
1~6時間目まで図工とマット運動で占められていると感じる今の日々を
楽しめないのは当たり前かもしれない。

美しいものを造りたい、キレイに飛びたいから
本読んだり日々の行動を振り返ったり
自分なりにやっているつもりだが
周りと見比べて劣る自分に慣れていないのも手伝って
毎日キツい。

今自分に必要なのは、努力の仕方を教えてもらうこと

ど‐りょく【努力】〘名〙力をこめて事をすること。あることを成し遂げるために、休んだり怠けたりすることなく、つとめ励むこと。

精選版 日本国語大辞典

楽に成し遂げられる範囲しか見れないレンズを通してきた私には
骨が折れる作業だ。
まあ「わからない」ということがわかっているので
わかる人に聞いて過ごしていこうと思う。


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