羨ましいこと

日々他人が羨ましくなる。インスタグラムやXとかそういう投稿を見て思うことより、職場で羨ましいなって思うことがある。
今の会社に入って休みもあるし、残業はほぼないし、それでいて人並みにお給料がもらえて生活が出来てる。取扱うメーカーの人気が追い風を吹かせてくれるので、メーカーのお陰で賞与は上乗せされ大変有難い。それ以上何を欲しがる?ということだが、簡単に言うと新卒の方々だ。

僕と言えば新卒で入社したIT企業で散々残業して、なんで出来ねーんだよ!?って怒られて怒られてまー怒られた。萎縮しながら頑張ろうとすると見事から回って分かりやすく失敗していた。あの頃から申し訳ありませんやすみませんが条件反射で出てくる体になった。毎日終電まで残り、土日も持ち帰って仕事していた。当時付き合っていた女性から、新卒でそんな仕事しなきゃいけない会社っておかしくない?浮気してるの?って言われた程だった。ごもっともだ。最終的に彼女に愛想尽かされて振られたが。当時別れられて、ホッとしてた。あーこれで仕事だけできるって。その辺からだんだんおかしくなってまぁ分かりやすく言うと心身共に限界を迎えた。
次に転職した先は仕事内容や労働環境はそれほど不満はなかったしお給料は残業した分貰えるしで、割といい感じだったが業界の先行きに不安を感じ、安定性を求め転職活動して公益社団法人に入った。公益社団法人は民間の悪い所と地方公務員の悪い所をミックスした感じになっていて、忙しい人はどんどん忙しくなり、暇な人はどんどん暇になるという構図だった。僕は忙しい人の下で指導を受けた為当然忙しくなった。そして退職し今の企業へ漂着し、異動により現職になった。

自分の新卒の頃はまだブラック企業が普通にあった。楽天のみん就や転職会議のような掲示板ができ始めた頃だ。そこでは大企業の情報がメインで中小はあまり情報がない。Google検索で企業名を入れてブランクの後にブラックと予測変換で出てくるというのすら判断材料にしていた。

そんな風に揉まれて?きたせいか、僕の現職に新卒で就いた人の自己肯定感の高さたるや。しかも学生気分抜けてないせいか距離感は友達の感覚で話しかけてくる。個人的に職場の人と仲良くしたくねーし、お前みたいな常識的に一定の距離を保てないやつ嫌いだわーって思いながらやり過ごしてる。距離感を縮めるならお互いの信頼関係が必要だと思う。自分が職場でうまくやれててテンション上がっても、他の人は体調不良とか嫌なことがあるかもしれないから僕は変に絡んだりしない。全て信頼関係があってこそのものだ。そして仲良くなっても気遣いは歳上歳下関係なく必要だと思う。
僕のブラック企業で働いた経験が何故かおかしなプライドを生み出し、お前は何も分かっちゃいないな、社会や人って簡単にお前の期待を裏切ってくんだぞ!そんなイージーに生きていけないんだぞ!!って言いたい!って話。
老害だなー俺…。


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