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きみの春に微睡む日々

Happy  birthday、親愛なるボムギュさん。
異国の、実際に会ったこともない君の誕生日を祝うことがささやかな幸せと思えるようになってから幾分かお互いに歳を重ねたね。
「仕事中もスケジュールが終わってからも、5人で一緒に過ごしている時は些細なことでもいつも楽しいんです。ささやかな幸せかもしれないけれど、僕にとっては大切なものなんです」と2022年のBAZAARにて語っていた君は、今メンバーとのささやかな幸せを実感しているのかな。

私は特段ボムギュさんにお金をすべて捧げたり、人生をかけて会いに行ったり、韓国語を覚えて君の母国語で愛を伝えられるようにしたい!というような動きをいくら思っててもできていない、そんな怠惰な言わばお茶の間要員である。正直、歴も浅くて君のことを全く知らない。知る努力も他のオタクに比べるとあまりしていないかもしれない。それでも毎日毎日性懲りも無く、ボムギュさんへの愛やら雑念を140字の狭い枠組みに小出しに書き連ねている異常者だ。自分でも異常なことはわかっているのだが、ひとつ言わせて欲しい。ボムギュさん、あなたは人をどこまでも狂わせられる美貌と才能を持っている。そう断言出来る。

毎日性懲りも無くSNSで顔や性格やスキルや生い立ち、メンバーとの絡みに感動しては悶絶し歪んだ愛を紡いでいられるのは、顔はもちろんのこと人間「최범규」にひとつも飽きる要素がないからだと言える。
私はかれこれ3年程度ボムギュペンとして君を追っているけれども、私は1度も「鏡の中の等身大の君」を明確に掴めたことは無いと思う。勿論、君が普段私たちオタクに見せようとしている姿は偶像としてデザインされたものしか見えないわけだからこれからも私達は迷宮に迷い込むことはできないのだろう。それでも少しは等身大を掴んでみたいというエゴを持っている悪辣な人間である私はボムギュさんのVLOG、バラエティ、ステージ、Weverse、ライブ、ラジオ、インタビュー等を拝見してきた。はじめのうちはああ、これがもしかして君の実像なのではないか?とわかった振りをして偉そうにつらつらと語っていたが、ある程度おってきたところでアイドル「ボムギュ」と人間「최범규」の境目が肝心なところでブラーをかけられているような感覚に陥ってしまった。
多分、こんなふうに曖昧にしているのは意図してやっているわけではない(オタクの決めつけでしかないが)と思うのだがその塩梅が人をどこまでも惹き付け、君を知りたい!わかりたい!見てみたい、奥の奥を!と狂わせていくのだろう。少なくとも私はそのように狂っている。
このようにちまちま追い続けてもなんにも掴めていないオタクだが、一応分かった(気になっている)ことを述べてみる。
2020年はわりと精神的に不安定だったようで、センチメンタルな感性に載せた本質的な渇望を一部触れることが出来、そこでああ彼はちゃんと人間なんだ。素朴な感性で日々を大切にできる人だ。と実感した。2021年は昨年と比べて元気な印象が多く、インタビューも前向きな回答が増えていてコロナ禍への順応と精神的な成長を伺えた。2022年はまた世界がいっぺんに変わって、初めてワールドツアーを完遂させるなど長く滞っていた煌びやかなアイドル生活がまた復活し始めた影響で少し乱れはあったようだが、その経験を経てさらに悟った仙人のような思考と自分の強みに対する熱い追求心と執着を開示してくれた。2023年はいままで見てきたボムギュさんの中で1番成熟しているように感じた。ステージでのコンセプト消費力も、ダンスやボーカルなどのパフォーマンス面においても目まぐるしい成長を伺えて、新しいジャンル(曲やコンセプト等)や分野(ソロやユニットでのメディアの露出等)への挑戦も見受けられるようになった。そしてビール芸など茶目っ気のある言動、バラエティでの躍進もあり一番アイドルしていたなと思う。
だからこそ2024年、アイドルとしてさらに成長したボムギュさんが、一体どんな姿を見せてくれるのかが本当に楽しみでならないのだ。

長々と述べてきたが、私は人間「최범규」をこれからももっと深くまで知っていきたいし、アイドル「ボムギュ」を可能な限り追い続けその偶像を愛し、狂い続けていたいと思う。君がいなければ私の人生はもっと色が無く、味気ない日々だったと思うし、沢山のMOAに出会い愛を語り合うことや、ライブに行って叫んでみたり、本人がいないのにちょっと高級なケーキなんか買ってお祝いしてみたり、好きな人にお手紙を書いてみるような「少確幸」を経験することはなかっただろう。
私はアイドルが経験するようなことは一切経験できず、アイドルが経験することの出来ない一般人としての経験を重ねてゆく。それを退屈なもの、苦しいものと塞ぎこまずに、君を見習って小さな幸せとして大事にしていこうと思うよ。
改めてお誕生日おめでとう、これからも愛しています。

24.03.13. 白昼夢

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