セフレに彼女ができた話③

このnoteはセフレ(通称つごかん)に彼女ができて縁を切った後の気持ちを書き起こして整理することで次に進もうとしている私のただの体験談垂れ流し投稿です。


前回、生理で本番ができなかった私たちは、2週間後につごかんの家で会いました。
今回こそ本番をするかと思いきや、、なんと、つごかんのアレが、入りませんでした。なんか、大きすぎて?入らなかったんです。
それで、結局また前戯だけしました。

何回も言ってるのですが私は別にセックスが好きじゃないので、入るか入らないかはあまり問題じゃありませんでした。

でも、入らないとなったら、もう用なしになって捨てられるかなーと思いました。しかし彼は、別に入らなくても前戯だけで楽しい、こんなの初めて、と言いました。

なので、私たちは前戯だけのセフレ?になりました。

私にとってセフレのイメージは行為中以外は冷たくて、外では手も繋いでくれないし行為後はすぐ賢者タイムに突入、という感じでした。

彼は家に着く前にスーパーで買い物をする時間から前戯、ということを分かった上でなのか、そういう時間も優しくしてくれていました。

行為後は、初めの方は私がつごかんのことを求めているほど相手は私のことを求めている感じではなくて寂しくなったこともあったのですが、
回数を重ねるごとに寝る時もすっごくぎゅーーってして寝てくれるようになって、私はその時間が一番幸せでした。


私達は(というかほぼ彼の特性だと思いますが)行為前も行為中も行為後も、映画を流していました。

ある時、『花束みたいな恋をした』という映画の話になりました。
私は菅田将暉さんが、つごかんは有村架純さんがとても好きで、
リアルすぎると話題のあの映画をお互い観れていなかったのですが、
この機会に観ることになりました。

途中で寝落ちするかなーと思っていたのですが、2人とも見入ってしまいました。
彼は、おそらく元カノのことなどを思い出して、泣いていました。

私もめちゃくちゃ号泣したのですが、理由はちょっと違いました。

私にはそこまで号泣するほど思い出すような長年付き合った人はいません。
では何を考えて泣いていたかというと、「私にはこんな風に思ってくれる人いないな」とか、つごかんが泣いているのを見て、「彼は私に対してはこういう風に思って泣いてくれないんだろうな」という気持ちでした。
それは彼のことが好きとかではなく、彼が思い出して泣いているその女の子と私の価値の違いについて考えて泣けてきた、という感じです。

彼よりも泣いている私を見て、彼は隣に来て慰めてくれました。
それがまた逆に辛くて、そっぽ向きながらそのまま寝ました。

そんなことがありながらも、基本的には幸せな時間を一緒に過ごしていました。

彼は仕事の関係で半年ぐらいで引っ越しをするだろうということがほぼ確定で決まっていました。
彼は途中からよく、「一緒に(引っ越し先に)来る?」と聞いてくるようになりました。
1回や2回だったら、冗談かな、という感じで軽く流していたと思います。

しかし何回も何回も会う度にほぼ毎回聞いてくる彼に、違和感を覚えました。

私は、もしかしたら本気なのかもしれない、と思うようになっていました。
そして、向こうがその気ならなしではないな、ぐらいは考えてしまっていました。そしてそれを、友達に相談していました。
しかし毎回辿り着く答えは、「根本的な価値観が違うんだよな」ということでした。

必ずしも好きなものや趣味が一緒じゃなくてもいいと思うのですが、
好きな歌や映画にはその人の価値観が直接反映されると思っていて、
ある程度好きな歌や映画の方向性が似てることって大事だな~と思うのです。

私は、「彼がいいよなこの曲~」と言ってしんみり聴き入っていた曲に対して、「え、この曲で感動するのかあ」と思ったことがあって、その価値観のズレが結構大きな違和感として私の中に残っていました。
決して彼の趣味が変とかでなく、多分むしろ彼の方が多数派だと思いますが、「私とは違うな~」と思いました。

そのことがあったので、私は自分からいくほどではない、彼からアクションを起こして来たらありかもな、ぐらいに考えていました。

それからも彼はちょくちょく、「一緒に来る?」「付き合ってることにしてみんなに言っちゃう?」とか、そんなことを言ってきていました。

極めつけは、私が寝てるか寝てないか、、みたいなタイミングで、
「大好き」
と言ってきました。
行為中とか、起きてるときに言ってくるならまだしも、私が寝てるんじゃない?みたいな時に言ってきたのが、私を更に「本気なのかな?」と思わせました。

この時点でやめておけば、今頃私はこんな地獄にはいないと思います、、
次回へ、、

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