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がんばりょんかぁ、マサコちゃん 宮崎克、魚戸はじめ 森友学園公文書改竄の真相を追求する赤木雅子の戦い

愛する夫の真実を知りたいと願う女性の物語

平凡な夫婦の幸せは、なぜ壊されなければならなかったのか?

国有地が不当な価格で売却された事件の渦中で、関係者の名を隠蔽するために公文書の改ざんを命じられた近畿財務局職員・赤木トシオ。
その妻、マサコが「夫の死の真実を知る」ために国と闘うことを決意するまで、そして現在の迷い、怒り、葛藤とは――!?

夫の真実を知りたいと願う、一人の女性の物語。
そして、愛する人の喪失に向き合う、すべての人に贈る物語――第1巻。

主人公の橘マサコは、生真面目で実直な公務員・赤木トシオと結婚した。
ところが結婚生活22年目のある日、トシオは自宅で自ら命を絶っており……。
国有地が不当な価格で売却された事件の渦中で、関係者の名を隠蔽するために公文書の改ざんを命じられていたトシオ。
夫の死の真実を知ろうと国に立ち向かうマサコの姿が描かれる。
取材協力として「私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?」が発売中の赤木雅子と相澤冬樹がクレジットされた。

マサコは、赤木トシオのよく笑いよく食べるところや公務員は国民に奉仕するものという信念を持って働いているところに惚れて結婚した。
赤木トシオは、森友学園疑惑がマスコミに追及されてた時期に近畿財務局に異動。
2017年2月のある日、マサコや義母とお花見していた赤木トシオは、上司の沼田から電話があり呼び出された。
赤木トシオは、財務省からの指示で森友学園設立に関わる書類を処分改竄することを命じられた。
トシオは、公文書改竄は国民との信義則に背くことと最初は拒否したが、最終的には将来のある後輩に責めを負わせないひとりで改竄を行ったけど、検察に提出するための改竄の経過を記したメモ「赤木メモ」を残し検察に提出した。
だが、自分の信念に反して行った公文書改竄に対する良心の呵責と検察の執拗な聴取に、「検察は、近畿財務局主導により公文書改竄が行われたとするストーリーで、近畿財務局の関係者を自分を含めて逮捕される」ことを恐れてうつ病になってしまい自殺した。
赤木マサコさんは、トシオが私物のパソコンや手帳に残した公文書改竄の経過を記した赤木メモを受け取り、「誰が公文書改竄を指示して、何の為に公文書改竄したのか」明らかにすることを決意。
2021年3月に赤木マサコさんは、外国人特派員協会で、近畿財務局の森友学園関連の公文書改竄を告発した。

漫画本編では、上からの指示で公文書改竄を行い心が壊れていく赤木トシオさんの葛藤と苦悩、トシオさんの葬儀の時にトシオが残した遺書やメモがあるか探りに来て「もし遺書やメモを残しているなら、私たちに渡してくれ。悪いようにはしない」とか公務災害による慰謝料を支払うなど提案をしてマサコさんを懐柔しようとしたり、麻生太郎財務大臣にトシオさんの墓参りしてもらう段取りをトシオさんの上司を通じて整えたのにトシオさんのお兄さんに断るよう仕向けて麻生太郎財務大臣の墓参りさせないようにしたなど、赤木トシオさんの妻マサコさんだからこそ知り得る裏話が満載で、安倍晋三総理大臣を守るために地方の財務局に圧力を掛けて公文書改竄して公文書を処分して隠蔽工作した森友学園疑惑の闇を、当事者目線で描いたノンフィクションコミック。

ただ第6話の時点で自民党の広報から圧力がかかって、取材源や事実の精査という理由で、去年の夏から連載休止している。
森友学園疑惑の真実を明らかにするためにも、連載再開して欲しいノンフィクションコミックです。

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