見出し画像

なぜ今SDGsなのか?SDGsに取り組むリスクとは

ご覧いただきありがとうございます。

今回は、「なぜ企業がSDGsに取り組んでいるのか」という内容で記事にしました。
取り組むにはリスクも伴い、安易に始めると自分たちの首を絞めることにも繋がりかねません。

では、なぜ企業の経営者がSDGsに関心を持つのでしょうか。

一部では、評判を上げるためのCSR(企業の社会的責任)活動と言われていますが、SDGsに関してはそうは言い切れない部分があります。
というのも、多くの経営者が本業にSDGsの考え方を取り入れなければ、今後企業は成長できないと真剣に考えているからではないでしょうか。

しかし、何のためにSDGsに取り組むのかを本質的に考えなければなりません。

ボランティアの考えで貢献しようとするのではなく、自分たちの主事業でSDGsに対応して社会貢献しなければ、企業として長くは存続できないと考える経営者も多くいます。

マイケル・ポーター氏は、以下のように述べています。

「共有価値の創造(Creating Shared Value):CSV」という言葉で、これまでの経営はあまりにも短期的な結果に固執し過ぎており、従来の低コスト・大量生産の考え方は古くなった。これからは、中・長期的な視点も経営戦略に取り入れて社会に貢献した企業が、結果として大きな利益を出すだろう。

なぜこのように述べたのか。大きな影響を与えているのはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ではないかと言われています。
なぜなら、WEB上での情報共有が簡単になり、かつ、それらを参考に行動を決める人が多くなったからです。

例えば、「ブラック企業」というキーワードによって、従業員や顧客に対して不利益を与えていると見られてしまった企業は、中長期的に見た場合に非常に厳しい状況に追い込まれます。

このことから分かる通り、ボランティア活動に積極的かどうか以前に、企業は、普段行っている全ての活動に対して、社会との関わり方や貢献度常に人々から監視され、企業に対する評価そのものに直結するという時代を迎えているからです。

何もベースがない状態でどのように社会貢献できるかを考えることは非常に難しいので、「その指標として注目されているのがSDGs」という事になります。

このようなことから、今SDGsが注目される理由の1つになっているのではないでしょうか。

SDGsに取り組むために企業活動を変えるのではなく、企業活動の中にSDGsの考え方を取り入れる。

SDGsに取り組むには矛盾や、「SDGsウォッシュ」と呼ばれる「やっている風、やった風」のような見せかけも存在します。

よく揶揄されるのが「冷やし中華始めました」のような「SDGs始めました」といったことです。
つまり、始めた宣言はいいのですが、いつの間にか終わっているということです。

取り組みの本質を考えていないことが多いので、そうならないように、企業活動としてSDGsの考えと出来ることをしっかり理解し、未来を考えて今から始めることが大切なのではないでしょうか。

前回の記事はこちらです。
お時間ありましたら、ご一読ください。

その他ご質問・ご相談など何なりとお申し付けください。
また、SDGsへの取り組みや登録申請についてもご相談ください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?