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クリエイターズダイアリー<基本の使い方> その1:重要なのは「ヨコ軸(ガンチャート)」です。

クリエイターズダイアリーは、毎日の時間を管理する「タテ軸」(バーチカル)と、プロジェクトの計画を設計する「ヨコ軸」(ガンチャート)を組み合わせて使う手帳です。

なんでこんなフォーマットになっているかというと、実はこれ、もともとDRAFTのデザイナーたちが手作りで作っていたスケジュール管理シートだったんです。

忙しすぎる毎日の中で、どうしたらもっと作業の時間や、リサーチ(学び)の時間を確保できるのか。自分の時間を作るために効率的なスケジュールを組み立てるにはどうしたらいいのか。そんな試行錯誤から、DRAFTでは20年以上も前からこのスケジュール管理シートでプロジェクトの進行管理をしてきました。

「クリエイターズダイアリー」として2006年に製品化されてから12年。今回、この商品を製品化した時の思いを改めて思い返し、2019年版から表紙のデザインを変更しました。

忙しい日々の中で、なかなかスケジュール管理についてしっかりと向き合えていない方も多いと思いますが、手帳をきっかけに自分の時間と向き合い、豊かな時間の過ごし方について考えてみませんか。

ここではD-BROSが考えるの時間の使い方、バーチカルとガンチャートを組み合わせて、クリエイターズダイアリーを最大限に活用するための基本的な使い方をご紹介します。

スケジュールの設計はヨコ軸(ガンチャート)から
<基本の使い方>
1、ヨコ軸(ガンチャート)でプロジェクトを設計する

下部のヨコ軸(ガンチャート)では、複数のプロジェクトごとのタスク管理をすることができます。目標達成のためには、ゴールまでの道のりをしっかり計画することが重要です。まずは、プロジェクト全体を俯瞰しながら、必要なタスクを書き出してヨコ軸を設計してみましょう。

例えば、

・考え方を整理する時間
・リサーチや学びのための時間
・アイデアを考える時間
・アウトプットのための時間
・確認の時間
・打合せや報告のための時間

など、プロジェクトを成功させるために、重要ないくつかのステップを締め切りから逆算して計画します。そうすることで、それそれの工程にどれくらいの時間をかけることができるのかが把握できます。先の予定が見渡せるので、心に余裕が持てるし、準備もできる。また、たくさんのタスクの中で、今なにをやるべきなのかが自然と見えてくるようにもなります。

2、タテ軸(バーチカル)で毎日の時間を設計する

ヨコ軸(ガンチャート)でプロジェクトスケジュールを設計したら、今度は上部のタテ軸(バーチカル)に日々の具体的なタイムスケジュールにタスクを振り分けて計画していきましょう。

毎日の時間を設計することで、空いた時間、すなわち自由に使える時間も把握しやすくなります。それは、その時間をリサーチや学び、自分のスキルアップのために使うことができるということです。

また、1日を振り返り記録をすれば、設計したスケジュールに対してかかった時間を把握し、次の設計に役立てることもできます。

3、蛇腹ページを伸ばして全体を俯瞰

一年分が一枚の紙でつながった蛇腹型は、2週間、4週間、6週間、、、と見たい範囲のページをバーっと広げて、予定を一度に見渡せるのが便利です。クリエイターズダイアリーは、上はバーチカル、下はガンチャートと、短期と長期の両方の予定が見渡しやすいように工夫されたフォーマットです。

また、全体のスケジュールを俯瞰することで、先の見通しがつき、並行する複数のプロジェクトも計画しやすくなります。

プロジェク設計のポイントは「ヨコ軸」の使い方
<プロジェクト設計のポイント>

リサーチの時間が仕事のクオリティをあげる。

忘れがちですが、タスクの中にリサーチ(学び)のための時間を取るということが、実は一番大切だったりします。ここでいうリサーチとは、新しい表現のきっかけや、アイデアの種を見つけてくる時間。それは、美術館に行ったり、映画を見たり、人に会ったりして、知識を吸収する学びの時間となります。

D-BROS MAGAZINEの過去の記事で「準備は勇気(宮田識と対談)」という記事がありますが、私達は仕事のクオリティをあげていくためには、まさにこのリサーチや学びなどの準備期間の充実が欠かせないと考えています。

ヨコ軸に書き出すタスクをよく理解し、「リサーチ時間」もひとつのタスクとして組み立てることが、そのあとの工程をスムーズにし、プロジェクト成功へと導いてくれる鍵となるかもしれません。

スケジュールは埋めるのではなく、自ら設計する。
クリエイターズダイアリーは時間を管理するためではなく、自分自身を管理するための手帳です。ぜひクリエイターズダイアリーの使い方をマスターして、あなたのスキルアップに役立ててください。


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