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公認心理師 現任者講習会2018年版

はじめまして!私は、Gルートから第4回公認心理師試験でなんとか合格をしました!2018年に受けた現任者講習を受け、まとめたものを試験用にしていました。

少しでもお力になればと思い、公開させていただきます!ただ、まとめるのに非常に時間を要したため、投げ銭的な形でいただけると幸いです。

参加された方はご存知かと思いますが、内容は事例問題の考え方がポイントとして解説されております。本試験でも、事例問題を解くヒントになると思います。また事例はなるべく正確に記述することを心がけておりますが、一部割愛させていただいた表現もございます。


事例1

中学1年生12歳

家族構成:父(45歳)、母(43歳)、妹(8歳)

冬休みにナイフで女性(43歳)の背中を切りつけた。A自身女性と面識はなく「誰でもよかった」と述べていた。

Aはおとなしく、子育てに親は困らなかった。妹の面倒をみていたりしていた。部屋からはサバイバルナイフを見つかった。秋ぐらいから腹痛と頭痛を訴えていた。この少年がどうなるか考えなさい。

回答

触法少年として扱い、警察は本人、担任、家庭に聴取したのち殺意が認定できず、障害事件とした。その後、児童相談所に通達した。児童相談所は一時保護と情報収集をしたのち、家庭裁判所へ送致した。その間に弁護士による被害弁償が進んでいた。少年鑑別所では日記や面会など入所中にやることがいっぱいあった。14歳未満であったため、単独での入所となった。心理検査の結果から内面の未熟さや衝動統制の弱さが目立ち、いじめに対抗するためナイフを用意したことが明らかとなった。

観護措置期間

更新1回(2週間)

通常4週間

最長8週間

ポイント

犯罪少年、触法少年などの年齢からの確認

言い分の聴取

初等少年院や児童自立支援施設などの施設

事例2

高校2年生男子 B 17歳

家族構成:父45歳、母43歳

夏休み、見知らぬ人(43歳女性)をナイフで切りつけた。警察から検察に送致され、非行事実が認定され家庭裁判所で心身の鑑別を行なうため、少年鑑別所で移送された。内面の未熟さとコントロール困難を指摘された。

学業が遅れ、部活動でもついていけなくなり、自殺したいと話すようになった。また母は統合失調症の疑いがある。Bは昔から一人でいることが多いと主張しているが、母はみんなでいることが多かったと主張が異なる。中等少年院に行くこととなり、母が治療を受けることとなった。

このケースの特徴、初めて知った内容、重視した内容を答えなさい

フロアからの意見:多くの専門家がかかわる。被害の弁償が多い。発達の偏りの問題。少年事件は非公開であり、年齢によって違う。

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