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憧れ達が憧れ達の憧れと共演するのを観てきた(PIG SOAP SLUT)

2023/12/09青山にて開催された豚乙女×石鹸屋×THE SLUT BANKSのスリーマンライブ「PIG SOAP SLUT」を観てきた。

初っ端から個人的な話をすると、自分にとって石鹸屋も豚乙女はどちらも以前から好きでライブにも何度か観に行ってる推しバンド。
今年はいろんな巡り合わせもあり、幸運にもそんな憧れのバンド達と対バンできたり一緒にバンドを組んで演奏したりできた。
「好きで居続ければ良いことあるもんだな〜」としみじみしていた矢先、その"憧れたち"が"憧れ達の憧れ"と共演するライブがあるという。
絶対に見届けたい。なんせ俺は今、自称 「憧れと共演する感動に最も共感できる男」のはずだから。

石鹸屋、豚乙女はよく共演しているし、ファン層もお互いに認識し合ってるような感じだと思う。ただ、その二組のファンは自分も含めてバンクスは初見な人が多かったと思う。逆もまたしかりでバンクスのファンで石鹸、豚を観たことある人は少なかったのでは。
観に行く側としても何となく緊張してしまっていた。対バンのファンってどんな人たちなんだろうか。対バンのライブちゃんと楽しめるだろうかと。
でもそんな心配が馬鹿らしくなるほどのフロアの熱量。一番手の豚乙女終わった時点で暑すぎて長袖着てたことを後悔しました。
最後には汗だくになったし、最近観たライブで一番疲れた。自分が出たライブよりも疲れた。

バンクスのファンの人たち、素敵な方たちでした。本当に幅広い人がバンクスを好きで集まってるんだろうなと思ったし、バンドの歴史と愛され具合がファンを見ただけで感じられた気がした。さすが愛と真心のバンド。
そんなファンが集まるバンドも怒涛の演奏、こんな曲たちをこのペースでやるのか…っていう驚きが強かった。
正しい表現なのかはわからないけど、TUSKさんってかっこいいのはもちろん渋さのある愛嬌があって可愛かった。

アンコールの時、最前にいたバンクスファンの方が場所を譲ってくださって、図らずも最前ど真ん中で思いっきり目撃することができた。
背中に受けるTHE SLUT BANKS with ランコ&秀三&hellnianのTOYの熱狂…凄かったぜ…

先輩にリスペクトを持って気合入りまくりのバンドと、愛されているかっこいい先輩バンド、そしてその各々のファン達がたくさんいる空間。
もちろん、どんな対バンライブ、どんな組み合わせでも共演者へのリスペクトとか、愛情があって開催されていると思う。(箱のブッキングとかいろんな事情があるライブもあるでしょうが)
その中でも、あの日のスリーマンは一つの理想形みたいな対バンライブだったはず。

同じ組み合わせ、同じ会場でライブする事はできても、あの憧れの相手とついに初共演!っていう時間はもう2度と無いわけで。
そういう尊さもあの空気を作っていたんじゃないかなと思います。

やっぱり自分の昔からの憧れの相手が、自分がデカくなった時にまだ憧れで居続けてくれるなんて超ラッキーでありがてぇ話なんですよね。
(ヘルさん、ランコさん、僕があなた達と共演する時、表に出さないなりにも気負いまくってた気持ち、伝わりましたか…)

「憧れと共演すること」について、もっとお気持ち文章を書きたいような気持ちもあるものの、自分では上手く言葉にまとめられないのがもどかしい。
ヘルさんのブログの文章、素敵なのでまだ読んでない人は読んでください。

ライブを終えた演者さんたちのツイートとか写真とか見ていても本当に良い日だったと思うし、その場に居れて良かった。
集合写真に写った自分の超笑顔っぷりを見てまたそう思った。


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