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カドチvsオムスビについて

3月中頃、友人にお誘い頂き松戸でのイベントに参加した
松戸は千葉県の北西部に位置する、阿部サダヲさんの出身地である
イベントの理解には、私にとって時間が必要であった
おむすび不動産という空き家の賃貸の仲介をされる会社さん(おむすび不動産の詳細omusubi不動産コーポレートサイト)は、普段からマルシェなどを企画していた
おむすび不動産からアーティストの方々がアトリエとして借りておられるスペースが、松戸の駅前のビルの5階に2部屋、4階に1部屋あった
そのビルの4階に、さらに1つ空き部屋があった
今回の企画は、アーティストの方々のアトリエ3部屋とおむすび不動産の持ち部屋である1部屋、さらにそのビルの屋上を利用して行われた(アーティスト方々とさっきからいっているが、京都、神奈川、奈良など様々な美術大学出身の方々がおられ何集まりなのか聞いていなかったので、その様にまとめている)
イベントの内容としては、そのアーティストの方々とおむすび不動産と縁のある方々を織り交ぜた、アコースティックギターでの弾き語り、スリーピースパンクバンド、カラオケでのライブがまず順繰りある

友人の望月秀記さんのライブ


アーティストの方々の絵画や立体物、Tシャツ等が展示販売されるオープンアトリエと、おむすび不動産の周辺で縁の深いマルシェなどで普段出店されている方々の皮のバックやシルバーアクセサリーなど出店や、どこのどなたのなのかは聞いていなかったが屋上フリーマーケットも終始ある
纏めるとアーティストの方々とおむすび不動産合同での、マルシェ兼作品の展示販売兼ライブというのが内容だった
私はおむすび不動産と縁のある10年来の埼玉の友人にお誘い頂き、レコードや本の販売でイベントに参加した
今回は、私は初の感覚を味わっていた

ライブ後、子供に髪を触られ喜ばれる
toshishiさん

私の肌感覚だが、大学で芸術を学んで来られた方々は、芸術を学んでいない方に対して程度の差はあれど壁を作っていると感じる
大学で時間とお金と苦労を芸術に使い、考え抜いて文脈や意味を持たせて制作された作品が、リテラシーのない人間の制作物と一緒にされるものではない、と思わないわけが無い
壁を作らないと腸が煮え繰り返る
私自身、心からそうだろうと思っている
今回の企画は不動産屋とアーティストが主体で、立場が違えどもお金と場所の相互関係において繋がっている
会場にはアーティストの方々や不動産周辺関係者のお子さん、年配の方がおられた
この関係性と年齢層の広さで、会場は完全に混沌とした
小生が飲酒したのも影響して【くだらなくてアホだな】【綺麗で純粋でキツイな】【考えが澄んでいて危ないな】【まっすぐな目でイってるな】などと、混沌の中で感情がいくつも湧いた
会場入りして徐々に内と外の状況を認識していって、アーティストとの超えられない壁はどうしたってあるのを再確認したと同時に、乗り越えようとした壁の横をすり抜けてすり足で別の方へ走り去るような、軽やかさと風通しの良さを感じた
それがここちよいとさえ思えた
これは底抜けに無邪気な子供と、ジャンルやベクトルは異なれど燃える心を持った方々の音楽が存在し続けていた事も大きい
柴垣竜平さんという弾き語りの方のライブがロマンチックにエロく、特にカッコよかった(イベント後CD-Rを購入させて頂き、一杯ご馳走させて頂き、飲みながら話させて頂いた【柴垣さんプロフィール】https://www.tunecore.co.jp/artists/TAPPEI-SHIVA
皆さんが他者に興味を持ち目を向けていた
身張り合い混迷極まる現代でも、今回のイベントの様な身の振り合いで自治は産まれカオスなここちよさは存在しえると思えた
当たり前に山形でだって、お互い尊重して共存しながら楽しく生きていける
DDNDZ RECORDの物販は1つしか売れなかったけど

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