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今日と昨日

昨日は前の職場の後輩と飲酒した
2件目で大五郎と鏡月とシャンパンの話になり、3000円以内で芋を呑みに行かねばならいのだ、と張り切った
使命感の基、1年ほど前に1度行ったことのある中国スナックに入った
こちらは、飲み放題のカラオケ付き3000円である
カウンターと4卓、カラオケのステージもある20畳程の店内には、3時間いて誰も来なかった
ママさんがおひとりで我々に黒霧島とスパークのマリアージュリカーを作り、楽しくお付き合い頂いた(ママさんは赤ワイン)
チャイナドレスのスリットの深さに喜んだり、ザゼンボーイズのポテトサラダを歌ったりして(吉田さん在籍時のひりひり感が私は好きです)から、ちょっと場が落ち着いた
神妙でありながら笑顔で、ママさんが我々に社長の彼氏さんとの夜の悩み話を不意に打ち明け始めた
ママさんは12年前からお客として知っていた社長の彼氏さんと、ひょんなことで2年前に再開し、いい間柄になられた
夜に、長い間、彼氏さんはいい調子であるのにかかわらず【だめだ】とのことだった
ママさんはうまいこといっているそうで、社長の彼氏さんが【だめ】なのに不満があるとの事だった
彼氏さんは何らかの確信のある事においていい調子であるが、ママさんに不満を抱かせてしまっている
不満が無くなり上手くいくように、我々は考えだした
情報が不十分でありながら第三者として考察するに
1、彼氏さんによる何らかの事による悪い影響
2、身体的な欠陥に起因する不全
3、本当は不満はない
4、嘘
5、ママさんが裏であえてそうさせている
がある
おそらく1、3、4が同じような割合で複合的に絡み合っているのだろう
私は「彼氏さんがその状況にある種の心地よさをみいだし、あえて漂っているように思う」とお伝えした
ママさんは「何で友達と同じこと言うの!?」とおどけられた
時計を見ると3時になろうとしていた
約3時間の延長に黒霧島のボトルを入れカラオケしまくり、ママさんも一杯飲んでいる
これで、18000円とのお会計を提示された
上記の条件において延長分は1人6000円という事で、かなり良心的ではあった
懇願してさらに割引してもらい、店を出た
コンビニでしじみ汁を買った
後輩には、体に悪そうな揚げチキンを買ってあげた
コンビニの前でしじみ汁を飲んでいると、隣の建物から白いダウンを羽織り、黒いミニスカートでセミロングで黒髪の女性が颯爽と待機していた淡い水色の軽に乗り込まれた
30秒ほどしてから、軽は夜の闇に走って行った
私と後輩は同様のことを想った
家に帰った帰った
翌日そんなに二日酔いでない頭で、メールにある送ってもらった文章を拝見した
ほほうと思う
ほう、というほど上からではなく
ほっほう、のようなJODANな野暮さもなく
ほほー、とあがめる程、私だって落ちぶれてはいない
老害だって、冷凍のカレーだって、シカトされたって、大いに結構
 

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