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コンフェスコ 14/n 畑の道へ

 コンフェスコは大きな葉っぱの木を懐かしそうに見上げていました。 思い出しているうちに足を止めているのに気がつき、畑の道を歩き始めました。
 畑の道は小麦がたくさんたくさん生えている場所のすぐ横をほぼまっすぐに森の道まで続いています。
  畑の道には草や花が道を囲うように育っています。ところどころ道の上にも草や花が出て来ているのでコンフェスコは時々それを避けるようにして進んで行きます。
  時折、小さな虫やミミズに出会いますが、今日の目的は採集ではないので軽く目配せしながら前へ前へ進んで行きます。

  少し進むと麦の穂が積み上げられた丘が見えます。

 麦の穂の丘を見るとコンフェスコは姉のダフネのことを思い出します。

  麦の穂の丘の頂上に目を移せば、しっとりとやわらかなダフネの声が聞こえて来ます。

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