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Queenを探しに  ②

記事にあったジョンさんのインタビューは以下の通り

以上、短い記事ではあるけれど、音楽に真剣に向き合っていたジョンさんの姿が伝わる内容だった。実際の記事を見つけたとき「あ、ジョンさんは本当に来日してくれていたんだ」と実感した。暑いなか、歩いて探しに行ってよかったと思えた

さて。せっかく図書館まで来たのだから、他にもクイーンの記事を探してみたくなった。時期を絞らず「クイーン」だけで検索したら、1800年代からの、いろいろな「クイーン」が出てきてなかなか読み応えがあった。第二次世界大戦中に起きた、あの「ノルマンディー上陸作戦」を報じた記事からクイーンエリザベス号完成、国内だとクイーンズ伊勢丹開店などなど、歴史がわかる記事がわんさかと...。私が少し歴史好きなのもあってぜんぶ読んでいたら、時間があっという間に過ぎてしまった。それにしても世界には多種多様な「クイーン」が存在するんだな...

余談だが、1970年代から80年代の広告欄に、女性向け官能小説の広告が出ていてびっくり。「もうひとつの愛に溺れたい貴女へ」など、今だとアウトな文が新聞に堂々と...////

話しを戻そう。そんなたくさんの「クイーン」のなかから我らが「クイーン」を探したら、いろいろ出てきた。おもしろい記事をいくつかコピーしてきたので、まずは読売新聞から以下に添付する。時系列はバラバラです

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「しかしどんなに厚く音を構築して行っても、聴衆に息苦しさを感じさせないように呼吸空間をあけておくところに、このグループの聴衆への思いやりが感じられるのだ」


続いてフレディさん単独インタビュー。「高い評価を受けると、人間はその生活を捨てるのが惜しくなる」と話す一方で、エルトン・ジョン氏の髪について言いたい放題するフレディさん。おもしろい

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「日本で最も人気のあるのはドラマーのロジャー・テイラー。ブルーグリーンのヒトミを持ち、いかにもロック・スターらしい。続いてギタリストのブライアン・メイとボーカリストでピアニストのフレディ・マーキュリーが並ぶ。ブライアンがまじめなロック青年の印象を与えるのに対し、フレディはギンギラ衣装のハデハデ派。もう一人、ベースのジョン・ディーコンは他の三人と比較にならないほどの地味な個性を持つ」

「ジョンだけは例外」

あちゃー。記者の方、外見で判断しすぎでしょ。もう少しジョンさんについて勉強していただきたかったわよ


「ステージはドラマさ」 フレディさんらしい表現だわ

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私が調べた限り、読売は1975年の日本初公演は取材していなかった模様。読売新聞にクイーンが初登場したのは、上に貼ってある記事の1976年3月29日。あ。ジョンさん映っている

続いて朝日新聞。日本初公演を取材したのは朝日だったのね。記事を読むと、こちらの評論家はお気に召さなかった模様

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余談ですが、この記事の最後にある文章がわたくし少々不愉快ですよ。以下に引用する

「会場を埋め尽くした客たちは中学から高校低学年といったところで女の子が多い 〜中略〜 かなり音楽的に高度なこともやっているクイーンのどこが彼女らを引き付けているのか、どうしてもぼくには理解できなかった」

若い女性に高度な音楽なんてなんてわかるの? どうせ大して聴いていないんでしょ、みたいな、軽く見下している感じが伝わるのは私だけでしょうか....。女性が高度な音楽に熱狂したらいけないですか。今も昔も、そうやって女性をさり気なく見下す男性は存在するのだと思った

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85年の記事に、解散の噂が....。

私が行った図書館には読売と朝日の記事しか保存されていなかったため、その二誌でしか判断できないけれど、読売の方がクイーンに対して好意的なのがわかる。メンバーに直接取材したのも読売新聞だったようだ

③に続く

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