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伝説以上

フレディさんの追悼コンサートは見ていると感傷的になってしまうため、ずっと苦手だった。ジョンさん愛好家である私にとっては特に。

....と言いつつ、ジョージ・マイケルさんが歌う39やSomebody to loveなど、好きな歌はたくさんあるので、録画して保存版にしていた。最近また聴きたくなって再生したら、以前より冷静に見ている自分に気づいた。冷静になることで、Queenが持つ強みを改めて感じた

Queenの強み。挙げればいくらでもあるけれど、やはりメンバー全員がヒットメーカーだった点が大きいのではないか(私がわざわざ書かなくても、他でいくらでも言われている)

全員がヒットを出すことで、力関係が偏ることなく、それぞれ対等に意見できた

そんなQueenの関係性について考えるとき、私はいつも思い出す言葉がある。かつてサッカー日本代表チームを指揮した、岡田武史さんによる言葉だ

「生命は、すべての細胞や臓器が意志を持って機能しているから維持できる。組織も本来そうあるべきです。権限が一箇所に集中して上意下達しているだけでは、下にいる人は劣化する一方です。誰かの言うことを皆で聞くのではなく、個々が意志を持って機能する。それがチームワークだと思います」

個々が意志を持って機能する。Queenが持つ強みを表すのに適した言葉だと思う

さて、Queenを「伝説のロックバンド」と評する人はたくさんいる。私も飽きるほど聞いてきた。まあ間違ってはいない表現だ。ただ、ちょっと待ってと言いたくなる。すごいのはわかるけど、どこか漠然とした「伝説」という言葉だけでQueenを知った気になるのは、あまりにもったいない。みんなが伝説と呼ぶからすごいんだ、映画になって大ヒットしたからすごいんだ、みたいに思うのはもっとよくない

.....と、追悼コンサートを見ながら考えていた

私にとってQueenとは伝説以上、今を生きるために必要な存在なのだ。Queenの楽曲はそんな意志を持って、私に機能している


最後に。愛するジョンさんの動画をまた作ったので貼っておきます。今回選んだBGMは、安藤裕子さん「六月十三日、強い雨」です

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