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職場の先輩の話

仙台の専門学校を卒業してから、地元の幼稚園で働いてたんだけど、ひょんなことから地元を離れて、今は認定こども園の0歳児の担任をしてます

7園で構成されている保育会で、異動があるところなんだけど


今年の4月から、そのうちの保育園と幼稚園が合体した「幼保連携型こども園」が新しくスタートしました

今はそこでなんとか働いてる



3月にクラス担任の表が配られて

「0歳じゃありませんように」

って思いながら紙見たら思いっきり

「0歳児ひよこ組」

の欄に私の名前がありました


ヤバイ、死んだ、無理、辞めたい、泣く


ずっと普通の幼稚園で働いてたから、未満児の保育が全くわからなかったし、

「しかも0歳児とか1番訳わかんないやつじゃん、0歳児こわっ、、」

って思っててマジで死ぬほど憂鬱だった

準備期間に園の先生たちとの顔合わせ会があったんだけど、明らかに雰囲気がヤベー奴が1人いる

自分と同じ匂いがする

しかも奇跡的に同じクラスの先生

もう1人の同じクラスの先生は、40歳の物腰柔らかそうな明るい先生だった


そのヤベー奴は見るからに少し年上だったから

「お疲れ様です、同じクラスの◯◯です、よろしくお願いします」

って普通に挨拶したらそのヤバイ奴は、

「おーよろしくー」

と軽めの返事。初対面はそれだけだった


んで4月から認定こども園の運営がスタートして、子ども達も登園して、本格的に保育スタート

わからないことだらけでとりあえず1つ1つ質問

「これどうすればいいですか」
「これはこうで合ってますか」

そしたらヤベー奴は大体、

「あーいんじゃね?笑」

みたいな死ぬほどテキトーな返事しか返さない

でもやるべきことはちゃんとやるし、言うべきことはちゃんと言ってくれる

「ヤバイ、こんな先生見たことない、好き」

って一瞬で思った


んで何週間か経ってやっと慣れてきたとき、休憩の時間にその先生と2人になった
そしたら

「てかさーあやかTって彼氏いる?」

っていきなり聞かれて、
(TはTeacherの略なのは保育業界では当たり前なんだけど、何故か会話の中でもそうやって呼ばれてる)

「いますよ、◯◯◯◯です、知らないですよね歳下だし」

って言ったら

「あのさー全然知ってるんだけど、っていうかソ◯◯ト(飲み屋)で話したことあるよ」

「てかあやかTがその彼女なら、普段仕事は真面目にやってる風に見せてるけど、プライベートは絶対やべーだろ、猫かぶんな」

って何故か怒られた

「え、ヤバイ、私の彼氏と繋がりあるんだ、じゃあ誰かしら先輩の名前言えば分かるかな」

って思って適当にいろんな先輩の名前言っていったら、全員知ってた(当たり前か)

しかもその先生、私の彼氏の先輩の元カノだった

いろんな共通点ありすぎてバカみたいに話盛り上がった

音楽の話もしたし、地元の話もしたし、
「えーあやかTヤベーじゃん笑」
って言われた 

確実にあなたの方がやばいよ
言わなかったけど


その日はそれで終わって、その日から急激に距離が縮まった

保育中も友達みたいに話せるし、その先生のテキトー加減のおかげで、私もある程度テキトーにやってるからちょっと楽しい

それからまた日が経った時、土曜勤務が被って、1日2人で保育する日があった

子ども達のこと寝かせたら案の定、

「事務仕事すんのだりぐね?」
「ちょ、あやかTも仕事しないで話そー」

って言われて2時間くらいぶっ通しで話してた

「タバコ吸ってるでしょ?今まで働いてきてタバコ吸ってる幼稚園教諭とか保育士とかマジでいなかったんだよね」

っていう話の流れでそのヤベー先生がポロッと

「ガンジャもいくでしょ?」

って聞いてきた


これでもし私が無知の人間だったらどういう反応をするつもりだったんだろう

「海外のタバコだよ」

とでも言うつもりだったのかな

当たり前にそのヤベー先生も吸ってるわけだから、
初めて吸った時の話、バット入った時の話、1番ヤバかった時の話とかいろいろ話した

横でかわいい子どもたちがスヤスヤ寝てるのに、思いっきり声出して笑った
ごめんねこんな先生で

会話の中に何回か「utica」が出てきたんだけど、
私の彼氏が崇拝してる先輩のことももちろん知ってたし、
ってことはこのヤベー先生と、uticaで何回か出会ってるんだなって思ったら少し感動した

あなたについていきます!🥺

って思える先生に出会ったのはこれが初めて

いろんな面含めてね

明日も仕事がんばろ