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The Whopper Detour/Burger King

Cannes lions 2019 Direct Lions,Media Lions

毎度おなじみバーガーキング。

そして毎回おなじみマクドナルドを挑発したキャンペーンですね笑


・ファクト

バーガーキングはアプリでクーポンの配信などを計画しておりアプリのダウンロード数を増やす必要があった。そして一時のクーポンのための一時的なダウンロード数ではなく、アプリ内の中身もダウンロード者にちゃんと知ってほしかった。


・内容

米バーガーキングは通常4ドル~5ドルで発売しているワッパーを1セントで発売するという発表をした。条件はバーガーキングのアプリをダウンロードしてマクドナルドの近くに行くこと。国内には1万4千のマクドナルドがあり、そのいずれかの店舗の半径600フィート(約183m)以内に入ると、ユーザーのスマホにクーポンを配信。そのクーポンを使えば、1セントでワッパーを購入できる仕組みです。

・結果

48時間で686位から1位に、IOS&アンドロイドで1位に

9日間で1500万ダウンロード

モバイルでの売り上げがキャンペーン期間中3倍、いままでの売り上げの2倍を記録

380億インプレッション

投資に対して37倍の効果が!

・ターゲット

ファーストフード店に来る比較的マクドナルドとバーガーキングの位置が近い都会にいる人々

アプリで値引きをしていることを知ってもわざわざダウンロードしようと思わない人

・このキャンペーンで果たす役割、目的

ただの値引きキャンペーンではなく”マックの近くに行けばバーガーキングのクーポン券がもらえる”というクエストを入れることでゲーム感覚でお客さんを参加させる。

いままでのマックへの対抗広告でできた土台があったからこそまたバーガーキングがマックを挑発したぞという話題をつくり、+で値引きを入れることでお客さんをイベント参加者にしてしまいアプリのダウンロード数をあげる。

・ターゲットインサイト

アプリでクーポンを配信していてもめんどくさくていれないかいれてもすぐ消してしまう。だけど今回のバーキンのマック対抗計画はクレイジーだし最初意味が分からないからちゃんとアプリを使わなきゃいけない~

・このキャンペーンのイメージ

Funny、クール、あてつけ

・メモ

マックVSバーガーキングの他者比較広告はバーキンの方がマックに仕掛けているイメージが多かったけど実はマックが最初にケンカ売ったのね笑

なんか、なんだろうね、ここまで来るともはやすごい仲が悪くていつもけんかばっかしてるけどいざとなった時はめっちゃタッグを組む旧友って感じだね笑


よくアメリカは日本と違って挑発し合いが面白がられるから、、とかいうしたしかにそうだけど、今回のThe Whopper Detourキャンペーンに大きな反響があったのはやっぱり「お、またバーキンがマックを挑発したらしいぞ!今度はなんだ!?」っていう期待とか「えっバーガーが1¢!?ああまたマックにケンカ売ってるのか笑」っていう笑いがある。だからケンカうればいいってもんじゃないし現にスタバにケンカ売ってCEO怒らせちゃったしね

日本での炎上方法と海外での炎上の仕方は違うのかも。そこらへんもっと調べた方がいよなあっておもって今日は終わりにします。


参考

The strategy behind the Burger King stunt that dominated CannesContagious finds out how FCB created the Whopper Detour stuntwww.contagious.com


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