deconstruction_アイキャッチ

FCK /KFC

カンヌライオンズ2018 PR部門 ゴールド

今回は危機管理の事例。

こんなん日本でやったら反省してないじゃねえか!!!って怒られそう、、、笑

冗談が寛容なアメリカだからこその危機回避事例。

・ファクト

KFCが配送業者を変え、その企業のミスでチキンが届かなくなった。イギリス、アイルランドで2/3店舗が一時閉鎖になった。

・内容

KFCはお詫び広告を掲載。ポスターの文章にはKFCの真摯な謝罪文がのったが、その上のイラストの文字は”KFC”ではなく”FCK”に変えられていた。

・ターゲット

店舗休業によりKFCに行けなかったお客様

・このキャンペーンで果たす役割、目的

店舗休業の謝罪文を素早く出すのはもちろん、KFCも他社の不手際でチキンが売れなくなっている状況が悔しいことを伝える。

被害にあったお客さんもクスッと笑えて「しょうがないなぁ許してあげようか」という気持ちにさせる。

・ターゲットインサイト

What!?こっちはチキンが食べたくてKFCに来てるのに閉業ってなんなんだ!!いつ再開するんだ!!!?ふざけんな!!!(怒り沸騰)

・このキャンペーンのイメージ

真摯な対応、悔しさ、ウィット、

・メモ

不祥事を起こした時に求められるのは第一に①スピーディさ〈マイナス100→マイナス50〉(最低限のこと)②クスッと笑える〈マイナス50→プラス10〉くらいになるのではないか。

企業が不祥事を起こした際の対応はその企業の真価が問われる。

・多分事件を知らない人もこのポスターを見たら「なんでFCKなんだ?」って思って調べるはず。

実際に被害を被っていない人たちもこの華麗な危機回避をみて、「お、KFCやるやん」って思っちゃいそう。


参考文献

https://blog.pr-table.com/prtc_08_report



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