日本人のサービスはあまり好きじゃない。

こんにちは。ミナヅキです。もちろん偽名でペンネームです。自宅トレーニングにハマっていて、筋肉が増えたおかげなのか、真夏日でもきつく感じられません。日本人のサービスはすばらしいですよ。でもね。。。っていう話です。

さて、最近外国人(聴者で手話はできない)と交流するのが増えました。初対面のとき「僕はろう者なんだよ」と伝えてあるけれども、戸惑いとかはありませんでした。終始、これが俺のスタイルさ!というような振る舞いでした。

なんの比較しているかというと、日本人の振る舞いです。よく「日本人はおもてなしがすごい」「日本人はすごく優しい」と外国の方はよく言いますよね。その反面、平等に対応するという精神が聴覚障害者に対応するのを邪魔しているのかもしれません。

どういうことなのか。サービス的な精神はマニュアル化している部分が大きく、「外国人でも笑顔に。英語でもマニュアルで練習してきたし。」という感じで頭の中に入れています。そこで聴覚障害者の僕が現れると「うっそー聴覚障害者だなんてマニュアルにないし。わかんないよ。。。どうしよう。。。」というような対応が多く見られます。

ろう者や難聴者の友達はよく「日本人の店員って不愛想だよね」と言います。サービス満点だとしても、「マニュアルにないからさ」というような対応がほとんどです。

それを私たち聴覚障害者は毎日のように経験するわけだから、諦めています。何回か行けば、僕の顔を覚えてくれて対応も初っ端から筆談で対応してくれたり、わかりやすくジェスチャーで示してくれるようになります。しかし、店員は長く働いてくれるわけでもなく、別の人に代わってしまうと「最初からか・・・」と思い、店の質次第でもう行かなくなるんです。

リピート率を上げるにはどうしたらいいのか?というような内容の本を読んだことがあります。そこには客との会話である程度、客の立場を予想しながら対応する場面が多く、そこで店員側が偏った憶測での発言をしてしまうと、100%リピーターにならないそうです。たとえば、客の女性はシングルマザーなのに、「パパ好き?」と子どもに聞いてしまうとか。

偏った憶測にならないためにはさっき話した外国人の対応を参考するといいかもしれません。会ってきた外国人のほとんど多国籍の環境で育ってきたのです。偏った憶測にならず、初対面の外国人は「話しかけたけど反応ない。なんで?」というようなニュアンスで肩を叩いて聞かれます。そこで「ああ、僕は聴覚障害者なんです。」「ああそうなんだ!それよりも聞いても?」と最初から話すことができて、スムーズに会話が進めることができました。

日本人だと「反応ない。不愛想な人間なんだろう!気分を害した。」「聴覚障害者だって?無理無理。手話できないしね。沈黙沈黙。(筆談できるのにも関わらず・・・)」というような対応が多いんです。

見た目は日本人で普通に対応すればいい。だってここは日本だから。というような固定概念がよけい聴覚障害者にとって暮らし難い要素なのかもしれない。

そもそも環境的に近くて同じ人間だけが住んでいるという点でもう改善できる隙が感じられないのです。手話できるようにしてもらうというような話ではなく、様々な日本人がいてマニュアル化することはできないというような認識が必要なのではないでしょうか。


なお、ライターとして未熟ですのでいろいろ文章が変なところがあります。はい。猛練習です。がんばります。

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