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動機は、あの気分の再現

ランニングしている時とか、湯船に浸かったときとか、温かい飲み物をゆっくり飲んだ時とか


自分の感覚が失くなってしまう時がある。
ふわーっとかフーッとかほわわわ~とか

見ている景色だけになる。

温かい水圧だけになる。

喉を通るぬくもりだけになる。

心を奪われて、思考が一瞬なくなるのだ。

なんとも言えない
でも誰もが知ってる感覚。

自分がない
思考が止まる
という気持ちよさ。

思考は一瞬で戻ってくるんだけど

味わったあの
お風呂に浸かって無になったり
温かい飲み物で無になったり

そういう感覚を覚えているから、また同じことをしたくなる。


自分はお風呂が好きだとか、ゆったりホットドリンクを飲むのが好きだ

その行為が『好きな事』になってしまう。


私の好きなもの、やりたいことって、実はそういう事かなとおもう。

本当に『それが好き』
というよりも
あの感覚を思い出す
あの感覚を再現したい
というだけ。

私の行動や好みの動機として
『感覚の再現』が大きい気がする。

ショーウィンドウに飾られていた椅子にふと座ると、そのとき窓の外の景色と一瞬、一体化してしまった。

「あ、…きもちいい」
と感じてしまった。

そのまま店を出たけれども

一度その感覚を察知してしまうと、潜在的に強烈に残る。



意識下においてあの感覚の再現をしたいが為に

あの椅子、よかったー
あのダイニングセットがとてもよかった。
と、単純な物質に変換される。

物欲に変換されるのだ。

好みなどは後付けで納得する。
私には今までになかった趣味だけど、なんか凄くイイ感じ!となってしまう。


思考は感覚に負ける。

あの感覚が気持ち良かった。
だから
あのダイニングセットを使ったら気分よいと確定。


ふと計画が沸く。

和室を洋室に替えて
あの窓辺にあのダイニングセットを置いたら

あの時座って眺めたように窓の外を見ることができる!

想像するだけで

あの感覚
幸せな

思考のない一瞬を思い出して
しあわせ~な気持ちになり、うっとりする。
きもちいい…

そんな空想をしているとまもなく
仕事が入って
キッチリ、その空想をした創造を叶えるだけのお金が入って、そして無くなった。

6月に椅子の体験をしたときは
私の預金残高は36,793円だった。
(椅子だけで6万円だった)

見積もりからリフォームの契約を終えて、ダイニングセットを購入契約した9月の預金残高は1,006,971円になっていた。

支払いを終える11月末には、また残高120,000円程度になる予定だ(生活費も込みなので)

ダイニングセットが自分の想像通りに納まるのは12月の予定。

半年の現実創造だ。

感覚って凄いとおもう。

あとで振り替えると、なんだったの?というくらい、アッサリと『欲しいと思ったものが増える』だけで、その他はなにも生活は変わらない。

「きもちいい」は信じていい。

気持ちいいと思ったから、そのしあわせな感覚のままオーダーしたものが、私の生活に入ってくるだけなんだ。

いつでも
潜在意識下にあるあの『しあわせな感覚』を追っている気がする。

美しい自然の光と影のコントラストを見ると、心奪われる。思考が止まる。

だから、
木や空や鳥を見たり、ランニングしたりするんだとおもう。

旅行したりプールで泳いだり、瞑想したり、仕事もするんだ。
見つめあったり、食事をしたりするときにやってくる

あの思考に縛られない一瞬を求めて


思考を超えた幸せの感覚を

そこを目指してわたし、行動してるんだ。

幸せの正体は、感覚だった。

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