見出し画像

今更ながらNIJISANJI EN AR LIVE ”COLORS”の感想


拙いながら感想を残すことにした

初めに、ARライブの開催が告知された時、そして中止の発表がされた時、私はまだENについてよく知らなかったし、こんなに好きなわけではなかった。
だから、中止が決まった時の各々の、そしてファンの悔しさだったり遣る瀬無さだったりを、私は知らない。このことが、私にとっては小さな、でも歪でなかなか喉をすり抜けていかない凹凸の多い氷の塊みたいに、いつまでも残り続ける、言うなれば「劣等感」にも近いような感覚を植え付けていた。
それ故に、ARライブの実施が改めて決まった3月下旬の日の彼、彼女達の喜びの瞬間を、そしてARライブまでの心弾むようなわくわくした日々を、一緒に体験することが出来たことは、何よりの喜びだ。周回遅れでENと出会ったオタクにとっては、推しが体感している時間を現在進行形で共有出来ることが、本当に嬉しかった。
でも、その念願だったARライブが終わって、心から幸せだったし「次」、「この先」を提示してくれる言葉や告知に、感謝の気持ちでいっぱいだったけれど、私は少し悔しくもあった。この悔しさは自分自身に対してだ。
あまりにも素晴らしい景色を見せてもらったのに、去来する感情に、私は自身の拙い言葉でしか輪郭を与えられない。しかも、時間もかかってしまう。もどかしさばかりが募る。それでも、私はどう足掻いたところで言葉で、文字でしか、喜びも悲しみも刻めない。
だから、ARライブから1週間経った今、改めてあの日の感想をここに残したいと思う。
kindredとしての、Comfydantsとしての私のあの日の凄く幸せで、幸せだからこそ、むしろ泣きたくなるような気持ちに、私が出来る方法で色を着けたい。

まずは「3D」が当たり前では無いこと、それ故の感謝を

以前、ロレさんの3Dお披露目の感想を書いた時にも触れた内容ではある。

私がにじさんじやVtuberを知り、好きになったきっかけとなった加賀美さん、ふわっち、2人とも私が彼等を知った時点でとっくに3Dモデルを持っていたし、彼等を通じて知ることとなった甲斐田くん、明那くん、剣持くん、葛葉さんや叶さん、イブさん、皆。皆3Dのモデルがあったし、それなりに3Dで動く機会がある人達だった。
でも、ロレさんは、当時3Dモデルを持っていなかった。
デビュー時期を考えればあってもおかしくない人だったのに。随分と、3Dお披露目までに時間がかかった印象があったし、だからこそロレさんの3Dお披露目の発表があった時の、TED各位が本当に嬉しそうな様子を見ながら、3Dモデルがあることを決して「当たり前」だと思わないようにしよう、3Dモデルを持てることは感謝すべきことだ、と感じた。
なので、今回ENの彼、彼女達が3Dで動く機会、場を持てたこと、作ってくれたことを何よりも感謝したい。

Milordにしろふーちゃんにしろ「前進し続けてくれたこと」が嬉しくて、有り難くて

Milordやふーちゃんに限った話ではないけれども。
ここ最近、苦しい思い、辛い思いをしたことはいっぱいあったであろうことは想像に難くない。
Milordもふーちゃんも、むしろEN皆がそれぞれに咀嚼し切れない感情を抱くことや、言い表せない体験をしたような気がする。
でも、それぞれが歩き続けてくれたから、自分達のペースで前進してくれていたから、その先に、今回の素晴らしいARライブもあったんだと思う。
私はMilordもふーちゃんも、それぞれ多少の程度の差はあれど、きちんと自分の気持ちを濾過して、丁寧に表してくれる人達故に、まずは額面通りに彼等の言葉を受け取ろう、と思っている。
だから、幸せだと2人が言ってくれたことが、本当に、もう。
心底嬉しくて、有り難くて。
貴方達が幸せだと、そう言えるのは、きっと何があっても、どれだけペースが落ちても、立ち止まることもあっても、それでもなお、ここまで歩き続けてくれていたからだよ、と伝えたくなった。

Milordの”See you next time♡”という、シンプルなメッセージがどれだけ嬉しいか。
どんな形であれふーちゃんがARライブに関わってくれたことがどれだけ嬉しいか。
これからも、私の下手くそな言葉で、どうか感謝を伝え続けさせて欲しい、そう感じた素晴らしいライブでした。