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【vol.1 尾崎豊】白いTシャツにジーンズの男性が好きだ。

こんにちは。DEARGRAMです。

お昼頃、こんなnoteを書きました。

第一回は、「尾崎豊」愛を持って語りたいと思う。

私が高校1年生の15歳の頃、悪質なスクールカーストが激しく男子は「盗んだバイクで走り出したり」「校舎の窓ガラス割ったり」ってな感じの、リアル尾崎世界観で「こんな人間になりたくない・・・。」とだけ思って高校生活を過ごす中、部活の先輩が1枚のアルバムを貸してくれたことが、尾崎豊と私の出会いだった。

十七歳の地図

尾崎豊のファーストアルバムで大好きなアルバム。1曲目に収録されている「街の風景」という曲は、尾崎豊が音楽活動を始めた初期に作られた曲のひとつ。それこそ尾崎が同い年くらいの時に作った曲だもの私にはビシビシ響いた。少し悲しげな印象を与えるフォークソング臭が、よく両親が聞いていた「ハマショー(浜田省吾)」に似ているなと耳馴染みがよかった。ハマショーを荒削りに削りまくってむき出しにしている。そんな感じが私にとっての尾崎豊の音楽だった。

尾崎豊が、「10代の教祖」「若者のカリスマ」などと言われていた頃はまだ私も生まれておらず温度感は知らない。でも、少なからず時代は違えど15歳の私には刺さるものがあった。

だから、白いTシャツとジーパンが似合う男性しか好きにならなくなる

10代の頃に受けた影響って、何年経ってもなかなか変わらない。尾崎豊はどうあがいてもハンサムだしスタイルもいい。本人がご存命ではない今メディアではモノクロの笑顔のないアンニュイな尾崎豊がアイデンティティイメージだったけど、LIVEパフォーマンスなどを見ると笑顔で叫ぶ彼をみて、そのギャップにときめかざるおえない。ミーハー。ミーハー心炸裂。白いTシャツジーパンにインしてかっこいいわけがない。とそれくらい尾崎アイデンティティ化されていじられるダサいイメージがつく中、私は頑なに細身で高身長で頭部の形がいい男性に言う。「白いTシャツにジーパンが似合いそうだね・・・。」と。好きぃ・・・。

精神的な低迷

絶頂期からの低迷。と言うエピソードも私が尾崎豊をググりたくなり知りたくなる情報の一つだ。人生絶頂ばかりではない。会社員の頃、社長がいない隙を見計らい1日中尾崎豊についてググりまくっていたことがある。気になって夜も眠れなかった。恋。

Wikipediaにはこう書かれている。

10代の代弁者として一世を風靡した尾崎、20歳になり方向性を見失い曲が書けなくなる。

専門学校を卒業し、そのまま社会人になった私も20歳。デザイナーとして駆け出し。macの電源さえどこにあるかわからず周りの先輩をただただ不安にさせた若造だった。いくらカリスマの尾崎でも方向性を見失って曲がかけないなんて言っている場合じゃない。カリスマなら何言ったっていいのか?とにかく書き続けるしかないだろ・・・。と、謎のジェラシーを感じググり続ける日々。(気になりは止められない)

尾崎は、曲が書けなくなりながらそのまま覚せい剤取締法違反で逮捕される。はぁん。カリスマって言うのは覚せい剤やって謎の死を遂げるのが伝説なのか、おぉ。くそが。と思うぐらい、私の精神面も低迷していた。

尾崎は、復帰後「太陽の破片」と言う曲で初めてテレビ出演する。その映像が残っていて何度も見たけど、気になる。あんなにライブでは生き生きとしてるのに。怯えてるように見える。

尾崎豊の親友でもあり、私の大好きな「岡村靖幸(岡村ちゃん)」。1987年、広島ピースコンサートで共演を実現。ふたりで岡村ちゃんの楽曲「Young Oh! Oh!」を熱唱。これはもう伝説としか言いようがない。白いTシャツにジーパンインしてい男性と、めっちゃ派手でギラついてる男性。キャラ立ち!!このキャラ立ち!!最高。

そんな岡村ちゃんは、尾崎豊のトリビュートアルバムで「太陽の破片」を歌っている。わかりみが強い。

誕 生

プライベートで、尾崎はその後に家族を築いた後「誕生」と言うアルバムを出している。初めて聞いた時の感想で言うと「ダサッ・・・!!!!

私は、尾崎豊の「ダンスホール」だったりとか「卒業」とかストレートにエネルギッシュで柔らかい曲が好きだった。大人になった尾崎豊がプロデュースしたこの「誕生」の2枚組アルバムは最後の最後までダサい。多分、今もダサいし今後もダサい。尾崎豊だから耐えられる内容だと思うし、尾崎豊の背景を知ってるからこそ私も何回もこのアルバムを聞いた。その中でも「きっと忘れない」って言う曲なんかはもう、どんな思い出私は聞いたらいいの・・?もう、私も大人になれって言うの・・!?と、私を置いてけぼりにした。私がダサいって言うの・・!?

この、アルバムを聞く限り尾崎は真っ当な大人になって幸せなんだなぁと誰もが思ったと思う。

26歳での突然死

ちょうど、社会人になり私は26歳の頃にやっとこさ自分に向き合う時間ができた。ガムシャラだったなぁ〜。でも、そろそろ落ち着きたいな〜。なんて。

でも、尾崎は死を選んだ。落ち着きたいなぁ〜。なんて言ってゴメン。

尾崎豊の死因については、覚醒剤中毒 (メタンフェタミン中毒) による肺水腫と言われているがファンやメディアの中ではいろいろな考察をされている。

26年しか生きてないんだもん。ご存命であれば55歳?とかかな。見て見たい。当時仲の良かった岡村ちゃんと吉川晃司も色々あったがバリバリ現役だ。

綾小路翔がインスタであげた、この写真。大分、ヤバイ。

いつの時代も自分と重ねられる私の中の名曲

尾崎豊の曲で、人生観変わったわ〜。とかそんなことは決してなかったが、大人になった今、歌うのは「卒業」。当時は自己中じゃね?そんな子供じゃないし。と好きじゃなかった。

ざわめく心 今 俺にあるものは 意味なく思えてとまどっていた

まさに、この曲を歌うと当時「自己中じゃね?」と評価していた自分が蘇る。窓際で「だる」って寝て。

散々、もんやりをずらずらと並べた後のこの曲のラスト

これからは何が俺を縛り付けるだろう あと何度自分自身卒業すれば 本当の自由に たどりつけるだろう
仕組まれた自由に 誰も気づかずに あがいた日々も終わる

「いつまでも模索できる自由な今後の人生」と、学生生活の「仕組まれた自由」の対比にシビれる。秀逸。

やっぱり今生きてくれいたらもっともっと素晴らしい曲になったに違いない。聞きたかった。ありがとう。尾崎豊。



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