謝罪、及びヌメさんの放火の件に過敏に反応した理由

お疲れ様です。

つい先日、『感じたことについて』という題で、ヌメさんという方のnoteに対し、反論のような強い口調のnoteを不躾に送りつけた者です。

『私が誰であるか』、『私はどう思っているか』については、全く意見が違いますし、恐らく分かりあうことは無いと私の中で決めつけておりました。
ですので、『私が何を思ってあのノートを書いたか』を明記する必要はないと、書き記してしまったら私の言いたいことはぼやけてしまうのではないかと思い、敢えて省いてしまいました。

ですが、結果として、ツイッター上でヌメさんをいたずらに叩く格好の道具となり、私の文章の可愛げのなさも相まって、ただひたすらにヌメさんを攻撃する結果となってしまったことを、心よりお詫び申し上げます。

私のnoteで『割愛します』が多かったのは、【ここは同意出来るから、別に指摘しなくても良いよね?】、【CP妄想そのものは好きにすれば良いし、いいんじゃないかな?】と思っていたからです。申し訳ございませんでした。
決してヌメさんを叩きたいだとか、該当ジャンルに文句があるとか、そう言う訳ではありませんでした。
ただ、自分の感情を交えて意見を申し上げるのは不適切だと感じたからです。

私の文章が硬いだとか、怖いとか、そう言った『自分の文章に対する責任』しか考えていなかった故の結果です。
私が言えた義理ではないですし、このnoteがどの程度人目に触れるかは想像出来ませんが、ヌメさん個人を必要以上に叩かないでください。

…とはいえ、じゃあ『何で外野なのにあんなキツい口調で殴りかかってきたの?お前なんなの?』という疑問があるかと思います。
ですので、これより私が誰であって、何を思ってあのnoteを書いたのか、という経緯をご説明いたします。

私という、どうでもいいオタクの身の上話も含まれますので、この先を読むことは強要いたしません。
また、説明するにあたり、どうしても【過去に通ったジャンル】について軽く説明しなければなりません。
ヌメさんに対して『他ジャンルを巻き込むな』と言っておきながら、結果として私も同様のことをしてしまう事も、ここで合わせて謝罪いたします。

私(=丸眼鏡)について

・20代女、事務職
・百合も好きなタイプの腐女子(雑種リバ派)
・発達障害の診断済(手帳の申請はしていないが、市から補助金を受けて治療をし続けている)
・該当ジャンルは「ゲームはやったことがあるが、2.5ジャンルには一切触れていない」程度
・2次創作は「ツイッターのTLに流れてきたら読む」程度

以上が私という人間の概略になります。

私の文章に可愛げがないのは、普段取り扱う文章が硬いせいかもしれませんし、私が融通のきかない人間だからかもしれません。親しい友人に送るメールですらこんな感じです(その辺は本当に申し訳なく思っている)。
私の行動の多くは、その日の体調と機嫌によって大きく変わってしまいますし、すぐに泣きだしますし、聴覚過敏が故に耳栓が手放せません。
自分が疲労しているかどうかも、自分が倒れるまで気付きません(※これはどちらかと言うと障害ではなく性格に起因するものです)。
私が普段の生活においても自分の話をせず、前のnoteにおいても自己紹介を一切しなかったのは、自分の意見に不要なノイズを走らせたくなかった事と、余計な同情を寄せられることを避けたかったためです。

また、他人の感情に寄り添うことを苦手としており、相手に迷惑がかかるか否かしか理解できないため、全て社会のルールを守る事で、健常者との不要な衝突を避けて生きています。前のnoteにおいて、ルールや倫理をしつこく言ったのはこの行動ベースが起因しています。
両親に口酸っぱく『人様にご迷惑をかけてはいけません』と言われ続けて育った結果でもあります。人様にご迷惑をかけないように、必死に勉強した結果が、今の私です。

ゲームについては、発表された年から2年ほど、熱心にプレイしていました。ですので渦中の緑キャラも青キャラも分かりますし、どちらも人気キャラである事は承知しております。
ですが騒動とキャラ人気はやっぱり関係ないんじゃないかな?と思います。CPが人気かどうかもこの騒動には関係がないと思います

noteを書くに至った経緯と、私が守りたかったもの

本当にすみません。別ジャンルの話をします。

これは【私がヌメさんに対するアンチではなく、本当に第三者であったことの証明】のために話します。
いま現在、そのジャンルで楽しまれる方々の中に私は含まれておりませんので、批判の対象とするのはおやめくださいますよう、お願い申し上げます

また、丸眼鏡という名前はこのnoteのために付けた仮名であり、同じ名前でツイッターのアカウントを取得していません。同じような名前の方がいらっしゃっても、その方は私とは全くの別人なのでご注意ください。


私は以前、動画投稿サイト(2525動画)へ投稿する方々を勝手にキャラクターにし、ファンアートを描き、動画投稿者のファン同士でそのファンアートを見せ合う、ということを行なっていました。
ボーカロイド楽曲と、その歌声から受けた印象を絵に描き起こすだとか、ゲーム実況の面白かった場面を自分で絵にして切り取るだとか、そういったものです。

最初は『ファンアート』なんて考えたこともなく、BGMがわりに動画を再生するだけでした。
性格や障害故に友人が極端に少なかったため、歌の上手いお兄さんお姉さんの声だとか、フリーゲームを複数人で喧しくプレイする声が、私にとって貴重な日々の励みでした。

ほどなくしてSNSも普及しだし、当時は周囲に言いにくかった『2525動画を見る事が趣味である』という主張も、SNS上ではある程度寛容であることに気付きました。
今でこそ、子供の将来の夢がユーチューバーであっても別に驚かれたりはしませんが、私が学生の頃は、2525動画のアカウントを所持していると知られただけでも、学校でいじめを受けるレベルでした。
動画投稿者ファンとしてアカウントを取得し、下手くそながらに絵を描き始めるのにも、そう時間はかかりませんでした。

SNSでの交流を楽しんでいたある日、応援していた動画投稿者が、アフィリエイトブログをツイートしました。
自分たち(=動画投稿者)が腐女子のエサになっている』といった内容のものです。
この場で詳しくは語りませんが、【2次創作】【事件】【腐女子】辺りのワードを検索にかけていただければ大体分かります。5〜6年ほど前の話です。

肝が冷えました。
ツイートした動画投稿者は、アンチは元より、腐女子を嫌っていたからです(※現在もスタンスが同様であるかは存じ上げません)。
また、自らが腐女子でありながら、3次元に実在する人間自分に都合よくカップリングする人間を、強く嫌うようになりました。気色悪い、と感じました。
同時に、自分が今までやっていたファン同士の交流活動は、果たして動画投稿者本人達にはにどのように受け止められていたのだろうか?と考えるようになりました。

アフィリエイトブログの執筆者か、あるいは執筆者の取材に応じた腐女子は、何を考えてあのような発言をしたのか。自分の発言がどういった結果をもたらすかを考慮しなかったのか。私には分かりません。
というか、そもそも3次元に実在する人間をカップリングする、という発想をその時初めて知りました。BLもGLも、あくまで人権の問われない、紙の上のキャラクターでのお遊びだと思っていたからです。


この一件以降、私はファンアートを描くことすら恐ろしくなり、そっと交流用のアカウントの使用をやめ、賑やかな動画をBGMにしながら一人で勉強をする日々に戻りました。

そのジャンルを離れたとはいえ、実名のアカウントは所持していましたし、ゲームの公式情報はツイッターが一番集めやすかったので、適当にタイムラインを斜め読みしてはねこ画像を漁っていました。

そんな中、今回のヌメさんのノートを見かけました。
頭が真っ白になりました。
また、私の知らない誰かが、誰かの人権を踏み躙ろうとしているように見えたからです

『え?ヌメさんはキャラ萌えって言ってたよ?丸眼鏡って頭おかしいの?』
私のnoteを読んでそう思った方も、もしかしたらいらっしゃったのかもしれません。

ここでもう一度思い出していただきたいのは、『該当ゲームはBLを売りにした作品ではないこと』、『2.5でBL表現を行なったわけではないこと』です。
2.5について、私が誤解していないか不安でしたが、やはり公式でBL表現を行なったわけではなさそうでした。
仮に公式で緑キャラと青キャラが付き合っていたら、私のnoteは見当違いも甚だしいですし、2.5において、特別に恋愛表現が描かれていたら、これもまた、私はとんだ勘違いをしてヌメさんに噛み付いてしまったことになります。

前のnoteにおいても指摘しましたが、ヌメさんはゲームにおいての緑キャラと青キャラのCPを好み、それを2.5の役者さんの行動からも「公式からの供給」として受け、役者さんの演技や解釈や行動をそのままゲームの推しCPに当てはめて、人目を憚らずに喜んでいます。挙げ句の果てに、自CPは公式である、と言わんばかりに主張しておいでです。

ここで本当に、大前提というか、ご存知の通り、『2.5次元舞台は、2次元のキャラクターをイケメンの役者さんが演じて下さっていることで成り立っている』ことを思い出してください。

役者がいる、つまりその場に生身の人間がいる、という事は、その場にいる人間はいかなる場合であっても人権は尊重されるべきなのです。
たとえ、営業上で腐媚びと捉えられても仕方のない行動を取ったとしても、それらは営業上のパフォーマンスであり、公式作品や役者本人がLGBTをカミングアウトしない限りは、勝手にBL妄想したものを喧伝すると、役者のイメージダウンやその後の活動に影響を及ぼしかねません

基本として、人権は尊重されるべきであり、自由は拘束されるべきものではありません。
当然ながら、ヌメさんの活動は拘束されるべきではないし、人権も尊重されて当然のものです。

しかし、2次創作においては、前提として、【原作】と【原作に関わる人々】がいます。
ファン同士の権利よりも、原作や関係者の人権は尊重されて当然だと考えています
等式で、私の優先度を無理矢理表すと
公式および関係者 ≒ 派生および関係者 >>>>>>>>>>>> ファン
です。意見の対立の原因は、誰を擁護しているかの違いにあるのではないかと、私は考えます。

もしかしたら、私が知らないだけで役者さんはホモなのかもしれません。しかし違う場合、このような話題の広がり方は例え書き手が誰であろうと容易に本人を傷つける恐れがあります
また、役者さんがスキンシップを多めであることを求められた場合、外野に腐媚びだ!腐演技の役者だ!と言われても、本人が反論出来ないかもしれないというのは想像が出来ます。noteというブログ形式でお気持ちを発信し、それが拡散された以上、本人がファンを絶対に見つけないという保証はありません。当然ながら、役者さんや関係者もネットの利用方法を知っているからです。私は、私の意見に責任を持つ事はできますが、ヌメさんの発信された情報はヌメさんしか責任を負うことが出来ません。

私にとって、ヌメさんは、緑キャラと青キャラのガワだけにしか目がいっていないだけの、俳優に配慮の足りない大人です。

私は、今回の騒動によって、役者さんに腐媚びのイメージが付くこと、原作ゲームがBLであると認識されることを懸念しています。本当に嫌ですが、ヌメさんのnoteが出た時点で既に手遅れな気がしているのも正直なところです。

頭が真っ白になった後、ヌメさんのnoteを全てスクショして、自分が頭おかしい人だと思われないように自分の感情は極力抑え、自分の文章とヌメさんのnoteスクショを何度も見直して、気が付いたら朝になっていました。
そしてその勢いのまま件のnoteを投稿し、今に至ります。

マイノリティであることや、LGBTについての個人的な見解

先に話した通り、私は発達障害の診断を受けており、投薬による治療をしながら社会人をしております。クリニックに行けば同じ症状の方はたくさんいるので、自分がマイノリティだという自覚はありませんが、やはり全国的に見れば少ないだろうなと思います。
とはいえ、私にとって、この世は非常に生きにくいです。薬を飲まずに普通に生きることができたら、もっと楽しく遊べるのかな?とも思います。

しかし、マイノリティだからといって、マジョリティを押しのけていい理由にはなりません
多様性を認める社会というのは、マイノリティに手を差し伸べ、多くの価値観を認める事であって、既存のものを破壊することではありません。

また、あまり自分の性別そのものにあまり興味がないためか、LGBTというものは比較的すんなり受け入れることが出来ました。自分が該当するかは分かりませんが、該当しないとも言い切れない、そんな人間です。
そのLGBTですが、当然ながら、同性愛者を非難してはいけません。ですが異性愛者を軽んじるのも論外です。どちらも同じ人間だからです。

以上が私の考え方であり、行動スタンスです。

今回の件を、LGBTに絡め、ヌメさんを批判する人間は差別的だとする意見を拝見いたしました。

非常に迷惑です。

簡単にマイノリティ代表みたいに言わないでください。自分の身に置き換えて、あるいは実際にマイノリティとしてコミュニティから孤立してから言ってください。割としんどいですよ。

『マイノリティ』、『弱者である』、という肩書きでもって、いままで普通に生きてきた人々を押しのける行為を、私は強く非難します。非常に不愉快です。肉食が憎いあまりに理解不能に暴れ回るヴィーガン並みに不愉快です。
役者さんのセクシャリティも無視しているのでさらに不愉快です。ここで最も大切にされるべきは、役者さんのセクシャリティであり、その人のスタンスです。ファンは二の次です。この件についてLGBTはあまりにもお門違いです。

また、私はヌメさんの好きなCPについて一言も文句を言っていません。というかよく考えればアリよりのアリです。ヌメさんのようなファン活動のスタンスにはついていけないので、CPを漁るのは遠慮しますが。
私はCPではなく、あくまで2次元と2.5次元の妄想を一緒くたにして騒ぐ事についてのみ批判しています。

終わりに

ヌメさんのnoteは、私にとっては物凄く読みにくいものでした。相当な体力が無ければ、あるいは元々ヌメさんに好意的でなければ、ヌメさんのnoteの読破は困難だと思います。
するとどうなるか。読み飛ばされます。当然です。ヌメさんがnote内で読めと言ったからと言って、読み手に読む義務はありませんから。

そうしたら、ヌメさんに好意を持って接する人は『ヌメさんかわいそう』『悪いことしてない』になってしまうし、ヌメさんに好意を持たない人、あるいは知らない人は『うわ何これ』『これだから腐女子は』になってしまい、ヌメさんが主張したいことも、ヌメさんが主張することによって私が懸念していることも、全て、ぼやけてしまいます。
ヌメさんが主張される事も、それを問題視する事も全て重要なのに、です。

ですが、あのマシュマロを拒否されたヌメさんに、『こんにちは!発達障害です!少しお話し良いですか?!』と声をかけても聞き入れていただけるとは到底思えませんでしたので、ヌメさんと同じ場(=note)で、私の意見を表明すべきと判断しました。

私の意見に否定的な方が、ここまで読んでくださっているかは微妙なところではありますが、どうか、『私がどうしてルールにこだわったのか』だとか、『どうして表現を制限しなければならないのか、隠れなければならないのか』が、少しでも伝わればと思います。ちなみに、私という人間そのものについての理解は不要です。受け入れられなければそれで結構です。

また、初めてnoteを書いてみて、これは恐ろしく勇気のある所業なのだと気付きました。私の意見に賛同する方々もどうぞ、ヌメさん個人を攻撃する事なく、一旦冷静になり、今回の件を俯瞰してください。その時、ヌメさんやその周囲も必ず視野に入れてください。

(※なお、本note並びに『感じたことについて』は、2019年7月9日22:00時点のヌメさんのnoteを参考にしたものであり、それ以降ヌメさんがご自身のnoteを修正しても、私は言及しないものとします。
また、その際にヌメさんのノートと私のnoteの内容に差異が生じた場合であっても、私は私のnoteを修正することなく、自己の発言の証拠として保存することとします。
今見たら脱字もあったし、後半は感情的で目も当てららませんが、それでも手は加えません。)


本当に長くなってしまいました。
赤の他人である私に、ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

2019年7月11日
丸眼鏡