はじめに

・はじめに
当台本はフリー台本です。

・ヤンデレ
・兄妹愛
・少しのグロ表現
が含まれる場合がございます。
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クレジットについて

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本文

コンコンコンっ(ドアノック)
「お兄ちゃん、起きてる？」
(ああ、起きてるけど…どうしたんだ？)
「実はお兄ちゃんに聞きたいことがあって…入ってもいい？」

(返事を待たずにドアを開け入る)
「えへへ、お返事待てなくて入っちゃった」
(返事くらい待てよ〜…たく、それでどうしたんだ？)
「うん、実はね今日駅前でお兄ちゃんを見かけたんだけど…」
(おう、それがどうしたん…っ！？)

(嫉妬をむき出しにしたような声色で)
「横にいた女、お兄ちゃんの彼女？」
(ち…がうけど…どうしたんだ？)
「嘘だよ！だって…手も繋いでたし、腕組んで楽しそうに笑いあって…それに…き…ききき…きっキスも…！！！！」
(狂ったように取り乱し始める)
「ああああああ…許せない許せない許せない許せない許せない…！！！お兄ちゃんは私だけのお兄ちゃんなんだよ！？それなのに…どこの馬の骨かも分からないあんな平凡そうな女に…ありえない…ありえないありえないありえないありえないありえないありえない…ありえない！！！！！ねえ、お兄ちゃん…？なんであんな女を選んだの？私だってお兄ちゃんの好みになるように頑張ってきたしお兄ちゃんのこと、なぁんでも知ってるよ？ねえ、なんで？ねぇ…ねえってば！！！！なんで答えられないの？ねーえってばぁ！！！！」
(少しの沈黙)
「……あ、そっかぁ。あの女に汚されちゃったんだ？可哀想なお兄ちゃん。私が綺麗にしてあげないとね。あと、あんな女に会わなくていいように、足も切り落としてあげないと。なんでそんなに抵抗するの？私は、お兄ちゃんのためにやってあげようとしてるんだよ！？…痛っ……こんな酷いことするお兄ちゃんの手も酷いことばっか言うこの口も全部、ぜぇんぶ…いらないよね？」

(優しく諭すような声色)
「だぁいじょうぶ、心配しないで？お兄ちゃんのお世話は全部、私がしてあげるから。だから、手も足もなくなって話せなくても、安心でしょ？私、お兄ちゃん以外のところなんか行かないから！これからもず〜〜〜っと一緒にいようね、お兄ちゃん？」

＋‪α(ネタ込みのショート版)

コンコンコンっ
「兄さん、起きてる？」
(起きてるけど、どうした？)
「いや…その、もう寝る？」
(あ〜、そうだなぁ…そろそろ寝るかなぁ…)
「そう…じゃあいいわ、おやすみ兄さん」
(？おう、おやすみ妹)
〜数十分後〜
コンコンコンっ
(ん、なんだ？)
「兄さんまだ起きてるの？」
(おお、それよりどうしたんだ？)
「もう寝る？」
(ん？あー、まあ、流石に1時だしなぁ…)
「そう…おやすみ」
(お、おう、お前も早く寝ろよ〜？)
〜数十分後〜
コンコンコンっ
(またか…今度はなんだ〜？)
コンコンコンっコンコンコンっコンコンコンっ
コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンっ
(なんだなんだなんだ！？)
ガチャっ
「兄さん、今日駅前にいたわよね」
(お、おう…)
「一緒にいた子、彼女？」
(いや…友達だけど…)
「あら、兄さんは友達と手を繋ぐのね」
(まあ、そりゃあ…友達だし？)
「兄さんは友達と腕も組むのね？」
(そりゃあ…友達でも腕を組むことはあるだろうよ)
「兄さんは、友達と…」
(なんだよ…)

「キスもするのね？」
(そりゃあ…友達なんだしするだろ…あ、いや、ちg)
「兄さんは誰とでもそんなことをするような軽い人なのね」(酷く冷めた声)
(いや、ちが…あの…)
「もういいわ、おやすみ兄さん。」
ゴッという鈍器で殴るような鈍い音

〜沈黙〜

「愛していたわ、兄さん」